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「話し方」を習ってきました

 以前、体験してきたボイストレーニングの先生が、「話し方」を教えていると言うことで今回は「話し方の教室」とやらに行ってきた。

 そもそも私は、教員なので人前で話をする仕事である。しかし、自分の話し方って客観的に見れない(聞けない)のでよく分からない。

 私が自身の話し方で気になっているのは、以下の通り。


①声が必要以上に大きくなってしまう。

②そもそも社会人として相応しい話し方ができているのか分からない。 


①声が大きくなってしまう。
 これは、生まれつきなのか、家族からも「声がでかい。」「うるさい。」と言われてきた。一方で高齢の方には、「あなたの声は通って聞き取りやすいわ。」と言われたこともある(遠回しにうるさいってことかなww)
 流石に良い歳なのでTPOは、考えてボリュームを調整しようとはしているが、たまに大きい声になってしまい、カフェで隣の卓の人に振り向かれることがある。(すいません、地球の皆さん…。)

②そもそも社会人として相応しい話し方ができているのか分からない。
 私は、前職はスイミングスクールのインストラクター、現在は小学校の教員なので、他の会社に営業に行ったり、名刺交換したりなどはした事がない。正直一回くらい「かっちりした仕事(なんそれ?ww)」についてみたいと思ったりすることもある。
 正直ビジネスマナーとか全然分かりません 笑 
誤解の無いように一応言っておくと、私以外の先生は、ビジネスマナー身に付いていると思うよ。
 だから、知らず知らずに相手に不快な思いをさせるような「話し方」とか「態度」とかになってないかなと思ったりする。

この2つについてアドバイスを聞くと、意外な言葉が返ってきた。

 まず、①の声の大きさについては、
世の中の人は、どちらかというと、声が小さいのを気にする人の方が多いとのこと。特に接客業の方とかは、上司などから言われて悩んでいる方も結構いるらしい。
 とはいえ、うるさい私はどうすれば良いのか??
 具体的にアドバイスを受けたのは、
落ち着いた声(朗読とか)を録音して聞いてみる。
・小さな輪(自分の親指と人差し指で作った輪)の中に声を入れる感じで話して
 みる。

 簡単に説明してしまうと、「録音」は客観的に自分の落ち着いた声を聞いて体と耳に記憶する練習。「輪」の方は、声をあえて響かせすぎないで話す練習になるらしい。やってみると確かに、静かな話し方になった気がした。

②の社会人に相応しい話し方についてであるが、私がアドバイスを受けて意外だったのこっちで、先生曰く
「イルカさんは、話し方や言葉の選び方については特に悪いところは感じられません。どちらかと言うと、話している時の 「目の表情」 が暗く感じる方が気になります。」とのこと

それについては、考えたこともなかった。特に最近はマスクで人前に立つのが当たり前なので、目の表情はとても重要らしい。
よく「あの人は、目が笑ってない。」などと言ったりするが、まさか自分がそれになっているとは!!

 これについては、表情筋のトレーニングというのをした。これも簡単に紹介すると、「あ、い、う、え、お」と大きな手振りと表情を使って言うというものだった。
 先生のお手本を見ると、先生は、声を発するごとに顔の筋肉が大袈裟ではなく、「躍動」しているのが分かった。それに比べて自分は、鏡で見ても、触っても全然動いていなかった。
 「お」を言うときは、上顎も開いて言う練習をするのだが、これが難しく、全然上手くできなくて笑ってしまった。
 生まれてから意識して使ったことのない筋肉を使った感じがした。
 一応付け加えると「恥ずかしさ」とかは、捨ててやるんですよ。私は、結構「変な人」なので、そこまでなかったけどさ。

他にもあったのだが、それらをお風呂で5分でも良いのでやってみてとのことだった。
しばらく、やってみようと思う。

 話し方の練習ということで、声を出す練習とかになると思っていたのだが、まさかの「表情筋」のトレーニングになった。先生の守備範囲の広さと知識の深さに驚いた。しかもマンツーマンで指導していただいて、値段もそんなにしなかった。
 この辺の相場感はあんまりないのだが、私は率直に「先生の講座そんなバカ高くないですね。」と言った。(ナチュラルに失礼。お前の話し方のそう言うところだよ 笑)
そんな失礼な私に先生が言った。
 「話し方は、人によっては、収入につながったり死活問題だったりもする。だから私は、話し方を学ぶことの裾野を広げたい。」

もう素直にリスペクトですよ!!自分も教える職業の人として見習いたいと思った。がんばるぞー。
「人から学ぶ」って良いよねー。
ものすごい暑くて、あるコンビニごとに避難したくなったけど、満足感と充実感を胸に帰宅しましたとさ

おしまい おしまい


 






 





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