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独り言が十個貯まったら【自由律俳句】






ぼくを捨てたことがきみの余罪


萎えた勇気の隙間から言い訳が這い出してくる


右に曲がりたいきみに、ぼくは左に曲がるよと示す優しさ


話したいきみがいないストレスで夜が明るい


パトラッシュ飼いの望みは何だったろうか


自由に生きるためのルールに囲まれて生きている


モリンガの香りが首筋におりたらおやすみ


仙台の青看板に憧れた先できみが死ぬ


きみと出掛ける午前11:00はいつも天気がいい


住所も値段も載ってないフライヤーに飛びつく人たちが見てる世界で





こんばんは。今夜も寒いですね。

突然ですが、雪ってにおいありますよね。春夏秋冬に独特のにおいがあるように、雪にも雨にも雷にもにおいってあるよなぁと思ってる今日この頃です。

自分が小説以外で創作らしいものを作るとは、つい先日まで思っても見ませんでした。あ、いや、中学生くらいの頃は見様見真似の作詞もどきしてたりしてたな、恥ずい。

ともかく、自由律俳句なるものが少し前から気になっていました。

noteの世界には様々なクリエイターさんがいて、わたしの回りにも短歌や俳句、詩、その他オリジナルの形態含め、多種多様な創作をされる方がいます。

そういう中をふよふよしながらも「自分は小説」とどこかで思いながら書いてきました。し、何か企画に参加する目的でもない限り小説以外の創作に手を出すことはありませんでした。

ところが、です。ところが。

あるときから急にTwitterでもnoteでも「自由律」という言葉に目が留まるようになり、気になって気になって仕方がなくなってきてしまったのです。

なんだろう。これが世間を騒がせる浮気?不倫?いやわたしなんぞが小説と結婚なんて烏滸がましいにもほどがあるぞ…と思いながら、おそるおそる眺めていました。

不思議なものですね。眺めているとやってみたくなるんです。

そうして今回の十個が生まれました。いやはや、いやはやです。

正直わたしには自由律のなんたるかがまださっぱりわかっていなくて、もしも本当は形式的なものがあったりしたら打首だ…と思いながら書いています。

なにはともあれ、素敵な世界ですね。自由律。すきです。


あ、ちなみに冷蔵庫シリーズは別物です。あれは冷蔵庫が喋ってるようなものなので。あしからず。


お楽しみ頂けたら幸いです。暖かくしてお休みくださいませ*




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