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信号や踏切、交通標識がある!?珍しい『宮田公園』

内房線五井駅東口から徒歩11分。
宮田公園は市原市立五井小学校に隣接しています。
公園内には本物そっくりの信号や踏切、交通標識があり、実際に体験をしながら交通ルールを学ぶことができます。
園内に自動車、バイクなどの乗り入れは禁止となっていますので、安心して模擬体験ができますよ。


まさに子どもたちの教習所!?宮田公園は「交通公園」

子どもの頃、横断歩道や信号機などがある公園で遊んだ記憶がある人もいるのではないでしょうか?
そんな公園内で交通安全教室をやったことがあるという人もいるかもしれません。
そのような公園を「交通公園」といいます。

静岡大学生涯学習研究の論文によれば、交通公園ができた背景には1960〜70年代、急速に車社会化したことで交通事故が増加したことにあります。
子どもたちが交通ルールの大切さを学ぶ公園として、各地でつくられたとのこと。
その後、交通事故死者数の減少、少子化の影響もあり、普通の公園や別の施設になるなど数が減っています。
しかし、今でも子どもたちが自転車に乗る練習場としてなどの需要は高く、遊びながら楽しく安全に交通ルールを学べる貴重な場所となっています。

市原市内の交通公園である宮田公園には、幼児コーナーという道路へ出る前の練習スペースもあります。
小さなお子様から安心して利用できる、まさに教習所のような所ですね。


自転車、足漕ぎペダルカーの無料貸し出し

小学生以下の方を対象に、自転車(補助あり・補助なし)や足漕ぎ式のペダルカーの貸し出しをしています。
幼児には保護者の方の付き添いが必要となります。
利用の際には、公園入り口付近にある管理棟の受付にて申し込みを行ってください。

公園内には道路、踏切、路側帯、横断歩道、信号、標識などがあり、実際の市街地を模しているので、わかりやすく自然に交通ルールを身につけることができます。
乗り物に乗るだけでなく、お子さんと保護者の方が手をつなぎ、お散歩感覚で横断歩道や踏切をわたり、標識などを見てマナーを学ぶこともできますね。
一緒に体感をしながら交通ルールを安心して教えることのできる最適な公園です。


映える飛行機ジャングルなどの遊具広場も併設

公園内にはすべり台や飛行機型のジャングルジムなど遊具の並ぶ広場もあります。
写真の飛行機型のジャングルジム、珍しいですよね。
とてもカラフルで写真映え、SNS映えしそうです。
その他、カラフルなコンクリートの穴あき壁、お砂場などもありますよ。

広場は走り回れるほどの十分な広さがあり、自転車やペダルカーに乗るのはまだ難しいというお子さんはこちらで遊ぶこともできます。
この広場ではサッカーや野球などの遊びは禁止となっていますので、小さなお子さんが過ごすのにも安心です。

閑静な住宅街の中にあり、日中でも静かですのでのんびりと過ごすのにもとても良い場所ですよ。


まとめ

今では珍しくなった交通公園『宮田公園』にぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

開園時間 午前9時~午後4時
定休日  毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は開園、その翌日が休園日)
トイレ  あり
駐車場  あり(3台分) 
                  ※満車の際は、公園内の事務所に声をかければ、近くの施設の駐車スペースを案内していただけるとのことです。

宮田公園 市原市ウェブサイト 
https://www.city.ichihara.chiba.jp/article?articleId=6023824aece4651c88c1960c

【参考】
静岡大学生涯学習教育研究 静岡大学学術リポジトリ
https://shizuoka.repo.nii.ac.jp/records/3030


取材日:2023年10月3日
※記事の情報は執筆当時の情報のため、最新の情報とは異なる可能性があります。ご了承ください。

ライター:奏


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