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実際に感じた、立ち会い出産のメリット・デメリット

こんにちは、父ちゃんです。

今回は、父ちゃんになるきっかけの出来事についてです。
立ち会い出産に関して、ネットや知り合いに話を聞いた内容に対して、
その通りだなと感じたことや、そうでは無いなと感じたことなど、
せっかくなので残しておこうとラップトップを開きました。

そもそも、立ち会い出産はする予定ではありませんでした。
私はどちらでも良かったので妻に決定権を委ねていたら、
出産に近づくにつれて、妻の意見は2転、3転し、
最終的には立ち会い出産は止めておこうとなりました。

出産の当日に、妻の隣でサポートしていた流れで、
そのまま分娩室までいき、たまたま立ち会い出産になったという形です。

結果として、感動を共有できたし、出産の大変さもわかったので、
立会い出産をして良かったと思いました。

出産はコロナ禍以前だったため、問題ありませんでしたが、
今は新型コロナウイルスの影響で、
恐らく旦那さんでもサポートが難しい状況だとは思います。
しかし、いつかコロナが収束した時にこの記事が参考になる方が少しでもいれば幸いです。

出産までの流れ

おしるし(0時間経過)
 朝起きると、夜中におしるしが来たと、里帰り中の妻からLINEが入っていました。病院に行ったところ、子宮口がまだ開いていおらず痛みも弱いので自宅待機になったとのこと。すぐ帰るべきか悩んだ末、とりあえず私は会社に行き、午後に帰ることにした。

自宅待機(2〜23時間経過)
 父ちゃん到着。買い出しや声掛け、さすったり、陣痛の感覚を記録したりなどして妻を見守る。

病院2回目(24時間経過)
 陣痛が強く10分感覚になってきたため、病院へ。しかし、陣痛はまだ弱く子宮口が開いていないとのことで、帰宅。

自宅待機2回目(25〜33時間経過)
 陣痛はより強く、より間隔が短くなるも、入院はできないため自宅で頑張る。妻は1日が経つが痛みがあってほとんど寝られない状況。父ちゃんだけは3時間ほど寝させてもらった。(というか寝落ちした)

入院(35時間経過)
 朝一の開院に合わせて病院に行くと、入院の許可が出たので入院。

病室待機(36〜39時間経過)
 病室で陣痛が徐々に強まる。いきみ逃しということで、父ちゃんは拳で妻の肛門を押し続けた。(後日父ちゃんは腕が筋肉痛になりました)

陣痛室で気張る(40h〜47時間経過)
 陣痛も本格化したため、陣痛室へ。ここが一番大変で、きついのに終わりが見えないくらい長く感じて大変でした。父ちゃんも疲れとの戦いでしたが、汗拭きや声掛けなどしてサポートし続けました。妻も限界で陣痛で叫び、途中で寝て、また痛みで目覚め叫ぶの繰り返しでした。

分娩室で出産(48時間経過)
 陣痛室の頑張りにもようやく終わりがきて、最後は分娩室でもうひと踏ん張り。父ちゃんは最後は外へ出ようかと思っていましたが、周りからここまでギリギリいて最後出て行くん?的な視線に後押しされ、一緒に出産を迎えました。元気な娘が産まれました。

ざっくり書きましたが、このような流れで丸二日かけての出産でした。
この間、ずっと隣で応援していたため、出産を一緒を乗り越えたという感覚があり、また妻との絆が強まったと感じる出来事でした。

立ち会い出産のメリット・デメリットについて

それでは、立ち会い出産のメリット・デメリットについての父ちゃんが感じたことを書いていきます。

メリット① 自分たちの子供が生まれたことを実感できる

これはまさに父ちゃんが感じた通りです。あくまでサポートでしたが、きつく長い出産を乗り越え、やっと娘に出会えた時は、心の底からふたりの子どもだと思えました。

出産は大変だと、林檎を鼻から出すようなものだとか、いろんな表現で表します。しかし、実際の出産というものは想像以上に大変で素晴らしいものです。
もし、立ち会い出産していなければ、その大変さも、素晴らしさも、共有することもわかることもなかったと思います。

立ち会い出産の一番のメリットはこれにつきます。

メリット② 妊婦さんが安心感を得られる

旦那さんができることはほとんどありませんが、いるだけで安心感があると妻も言っていました。
サポートに関しても、声掛けや体温調節、ご飯、マッサージなど、その時その時でやることは意外とたくさんあります。
無理していろんなことをして安心感を与えようと頑張る必要はないかと思います。してほしいことも妊婦さんそれぞれなので、その時その時の妊婦さんの様子をしっかり見ることが重要だと思います。

メリット③ 何かあった時、あとで後悔しない

出産は本当に何があるかわかりません。私たちの出産は大きな問題はなく、無事出産できたと思いますが、出産中はいつ何が起きるかヒヤヒヤしていました。そのため、もし問題が起こった時に近くにいられないと、妊婦さんが1人で辛い思いを背負うことになるため、立ち会いし側にいることも非常に大事だと思いました。

メリット④ 妻に感謝の気持ちが生まれ、育児へ積極的になる

これもまさにメリットと言えることだと思います。
妻への感謝と尊敬は出産でピークに達しましたし、育児の方も積極的に考えるようになったと思います。

出産も育児も、想像をはるかに超えて大変なことも多いです。予想通りに行かないことを実感できたので、立ち会い出産をして良かったと思いました。

メリット⑤ 我が子を一生守ってやろうと思える

これは立ち会い出産関係なく、子どもの顔を見ればだいたい思えることかなと思います。

メリット⑥ 夫が出産の記録を残すことができる

生まれた時の子どもを見ることは、人生でも数回程度です。
妻はカメラどころではないので、旦那さんがその貴重な瞬間を収めることができるのは、立ち会い出産の良いポイントだと思いました。

ここからは一般的に言われているデメリットについて書いていきます。

デメリット① そばにいると女性はイライラする?

出産の時、旦那さんが何もしていなかったり、間違ったサポートをしていた場合に、妊婦さんはイライラすると思います。
サポートすると言っても何をしたら良いかわからず、オロオロして頼りないと思われ、イライラを促進してしまうかもしれません。

父ちゃんの場合、何も準備せずに挑みましたが、幸い、助産師さんに的確に指示していただけたおかげでスムーズに動くことができました。

しかし妊婦さんが少しでもイライラせずお産に集中できるように、
旦那さんも両親学級で出産の流れを把握しておいたり、必要な道具などを事前に準備しておいた方が良いなと感じました。

何も知らない世界に、不安いっぱいで生まれてくる子供に、
父親の堂々とした安心感を伝えていくためにも、
出産の時から妊婦さんにとって安心感のある態度でいるべきです。

デメリット② 妻を女性として見られなくなってしまう?


よく聞くのは、妻の豹変した様子がトラウマになるとのことでした。

妻は日頃から元気いっぱいで全身を使って笑わせにくるタイプの女性なので特に豹変を感じることはありませんでした。いつも通り大きな声で頑張っている姿を見て素直に頑張れと思いました。
元々そういうところが好きで結婚したので今も変わらずガンガン女性として見ています。

デメリット③ 病院側としてもストレスを感じることがある?

父ちゃんの場合は、そこまで感じませんでした。
サポートが必要な時は声を掛けていただけますし、邪魔な時はどいてくださいと教えていただけました。
能動的に邪魔しなければ、病院の方もプロなのでそこまでのデメリットではないと思います。

デメリット④ 脱糞しているところを見られた?

幸運にも脱糞を見ることはありませんでした。
仮に見ていたとしてもそれどころではなかったのでそんなに気にならなかったと思います。

デメリット⑤ 夫に罵詈雑言を浴びせた?

痛みで叫ぶことはあれど、乱暴な言葉が飛んでくることは特にはありませんでした。

後日、聞いたところによると、これに関しては妻も心掛けていたようで、
辛い時こそ敢えて「大丈夫。」などの前向きな言葉を言うようにしていたとのことです。

しかしながら、何度も言うようにきっと痛くてそれどころではないので少々言葉が荒くなっても仕方がないと思うような光景でした。

デメリット⑥ 結局役に立たなかった?

そんなことはないと、妻には言ってもらえました。
サポートすることは色々ありますが、難しいことは何一つないので、
無力感も感じることもあるでしょうし、父ちゃんも無力だと思いました。

しかし、冒頭に書いたように、近くで応援できたことが重要だと思っています。

デメリット⑦ 肉が食べられなくなった?

父ちゃんは肉が食べられなくなったりはありませんでしたが、
出産も壮絶なのでそうなってしまってもおかしくないと思います。

病院もできるだけ血をみなくて良いように、隠したりしてくれたりしますので、不安な場合は見なくても側に居られるようにできると思います。

最後に。 立ち会い出産はメリット大です。

振り返ってみても、立ち会い出産をするメリットの強さに圧倒され、
デメリットをそこまで感じませんでした。


出産は千差万別で想像通りに行かないこともあるかと思いますが、
父ちゃんにとっては人生で一番大きな素晴らしい出来事になったのは確かです。
統計でも立ち会い出産は50%を超えていると言いますし、父ちゃんもできるのであれば次も立ち会いたいと思います。

立ち会い出産で感じた、妻に対する尊敬と感謝。
そして、娘の誕生し3人の新しい家族となった瞬間。
一生忘れないようにしたいです。

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