四谷学院のキャッチコピー

大学受験の予備校である四谷学院のキャッチコピーに
「なんで、わたしが東大に?」
という物がある。

私の答えとしては、「あなたが出願したから」
なのだが、このキャッチコピーはかなり深いのではないかと最近思う様になった。

どんな夢や、想いも、それを出力しなければ叶うことは一生ない。人間誰しも、特にこの国に住む人は、自分の夢を語る事やそれを形にあらわす事が苦手なのでは無いかと思う。私も未だその1人である。
医学部に入学した後、友達が数人出来た。心を許せて過去を話したり出来る親友も出来た。
毒親に育てられた事や、うつ病を持っている事を話してみた。すると、その子から「その経験は必ず誰かの心を救う。もっと外に発信すべきだ。」と言われた。
そんな事、怖くて出来るはずないじゃないか。
そんな時、四谷学院のキャッチコピーを聞いた。

ああ、そうだったのか。
私がここまで逃げる事が出来たのは、私が家から逃げる事を決意し、夢を決め、願書を取り寄せ、高校の担任に書類を揃えてもらって、受験したからなのだ。
そして、その決断を否定せずに認めて支えてくれた亡き祖父と数人の友人と、恩師、名前も知らないたくさんの大人達。

小さな何かを決断し、選んで、外に出力し続けた結果がいまの生活なのである。外に何かを出力する事の大切さが、このキャッチコピーにはつまっていると思う。

支えてくれる人達のお陰で、いま私はここにいるし、こうやってnoteを始められて書いている。
一昨日からnoteを始めたのに、フォローしてくれた方が2人いた。そうやって、私のこころを助けてくれる人がいるから、今日も頑張る事が出来る。

SNSのある時代に生まれる事が出来て、
本当に幸せに思う。

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