いちはらいおん

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J2リーグ第37節 千葉0-2山形

完敗、その一言に尽きるだろうか。クラモフスキー体制2年目の山形のサッカーは思っていた以上に完成度が高かったとしか言いようがない。 持たせながらも意図を持っていた前半 前半立ち上がりから山形は主導権を握るためボールを積極的に保持してくる中でジェフは狙いを持ってなのか、山形の攻撃をしのぎつつ気を見てカウンターを繰り出すという展開を繰り広げていた、カウンターからきっちりとシュートを打って終わる意識が垣間見え、悪くない立ち上がりといった印象だった。しかし山形もそう好きにシュートを

    • 尹晶煥体制を振り返る。

      皆さんこんにちは、いちはらいおんです。今日は先日今シーズン限りでの退任が発表された尹晶煥監督の率いた3年間を振り返っていきたいと思います。 波乱の幕開けの1年目 2019年11月24日、ジェフ公式から尹晶煥監督の就任内定がリリースされた。降格が心配されるほど成績の落ち込んだ2019シーズン、第4節の水戸戦までを2分2敗としたフアン・エスナイデル監督を解任し、ヘッドコーチを務めていたOBの江尻篤彦が就任したものの調子は上向かず17位でのフィニッシュとなった。 そんな2019

      • 21-22シーズンのマンチェスター・ユナイテッドを振り返る。

        21-22シーズンのユナイテッドに皆さんはどんな印象をお持ちでしょうか、おそらくいい印象をお持ちの方はほとんどいないのではと思います。 結果的に見てもPLの開幕後二番目に低い6位でのフィニッシュ、更に得失点差は±0、少なくとも好調のチームの成績とは言い難く、そんな今シーズンを今更ながら振り返ってみたいと思います。 新たな黄金期の到来とも謳われた序盤。 今シーズンのユナイテッドの滑り出しは少なくとも悪いものではなかっただろう。昨シーズンは首位のシティに大差をつけられたとはい

        • TO 2022 尹晶煥の目差す形とは。

          2021シーズン、昨シーズンまでの戦い方とは打って変わり「攻撃的な守備」を掲げて始動した今シーズン、皆さんの目にはどう映ったでしょうか。 これまで鳥栖、C大阪で戦い結果を残してきた戦術とは大きく変化した戦術はどこを目指しているのか、考えていきたいと思います。 オフェンス編 まず、今シーズン途中から採用した3-4-2-1(3-4-3)というシステム、このフォーメーションの大きな特徴として、"人と人とをつないだ三角形の数が最も多くなる"というものがあります。 多くの方がご存

        J2リーグ第37節 千葉0-2山形

          エンタメとしてのサッカーとスポーツとしてのサッカー

          始めに みなさんは先日のUEFAネーションズリーグ決勝のスペイン対フランスが行われ、激闘の末1-2でフランスがこの戦いを制しました、 さて、今日お話ししたいのはそのスペイン対フランスでの後半35分に起こったキリアン・ムバッペ選手のゴールについての疑惑の判定についてです。私のような者がこれについて話すのはおこがましいと思いつつも、文章の練習と、いろいろな人とこれについて議論してみたいという思いから書かせていただきました。 オフサイドって。 そもそもオフサイドの意義を考えてみ

          エンタメとしてのサッカーとスポーツとしてのサッカー

          ジェフの今冬の補強ポイント3選!

          皆さんこんにちは、今シーズンも佳境へ入ってまいりましたが、我らがジェフユナイテッド市原・千葉は第34節までを終了して勝点50で9位つけ、2017シーズン以来の一桁順位が見えてきたところではありますが、今シーズンの昇格は絶望的ということで、今日は来シーズンに向けた冬の補強ポイントについてお話ししようかなと思います。 今シーズン見えた課題 今シーズンを通して見えてきた課題、まず挙げられるのは得点力不足でしょう。今シーズン優勝を争う磐田は62点、京都は53点に対してジェフは33点

          ジェフの今冬の補強ポイント3選!

          内容は勝ち試合。

          こんばんは、今日も観戦お疲れ様でした。 明治安田生命J2リーグ第28節 ジェフユナイテッド千葉 0-1 SC相模原 完全に主導権をものにした前半 試合開始時、スタジアムには雨が降っておりボールはよく滑り、ショートパスを多用するジェフ有利に運ぶと思われた、その読み通り序盤から主導権を握ったのはジェフ、最終ラインからビルドアップし、効果的な縦パスを何本も差し込んだのはジェフだった。攻撃もシュートで終わることが多く、相模原がボールを持ったとしても高い位置までは運ばせずにボラン

          内容は勝ち試合。

          天皇杯 JFA全日本サッカー選手権大会 第3回戦

          ジェフユナイテッド市原・千葉🟡    vs 川崎フロンターレ🔵           18:00 kick off(フクアリ)   千葉 ●1-1○   川崎       PK                     (3-4) 耐えに耐えた120分 J1でもACLでも圧倒的な強さを誇る絶対王者川崎フロンターレと、J2で12年目を迎える古豪(笑)のジェフユナイテッド市原・千葉の対戦、下馬評は川崎の圧倒的有利、ツイッターでは「千葉が3点以内に抑えたら○○○」などとも言われてし

          天皇杯 JFA全日本サッカー選手権大会 第3回戦

          私とジェフ

          みなさんこんにちは、いちはらいおんです。最初のnoteで、いきなりジェフの戦術的なところをお話ししてしまいましたが、自己紹介的なものがまだだったと思い、書かせていただいています。 初観戦。2019ホーム愛媛戦私のフクアリ初観戦は2019シーズンのホーム愛媛戦でした。それまでは、チャンピオンズリーグを見るために入会したDAZNでついでに見たりするくらいでした。なんとなくジェフというクラブを意識し始めていたとき、友達がホーム愛媛戦の割引券とサマユニの引換券をもらってきたのです!

          ジェフの攻撃のカギを握るのはCB!?

           オーバーラッピングセンターバックという戦術をご存知でしょうか。19-20シーズンのプレミアリーグで、昇格組にも関わらず、リヴァプールやマンチェスター・Uなどと同等に渡り合ったシェフィールドユナイテッドというクラブのクリス・ワイルダー監督が採用した戦術です。  この戦術は3(5)バックを基本とし、左右のサイドの選手がボールを持てば、そのCBがオーバーラップやインナーラップし、サイドなどの局面で数的優位を作り出す戦術です。  この戦術を今年のジェフと照らし合わせてみましょう

          ジェフの攻撃のカギを握るのはCB!?