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西の横綱“ヒノヒカリ”

こんばんは。しょうです。今回は私たちが作っているお米の品種についての記事です。

タイトルにもある通り、私たちが作っているお米の品種は“ヒノヒカリ”という品種です。皆さんご存じでしょうか。

“ヒノヒカリ”を選んだ理由

理由はとても単純で、師匠である親戚のおじちゃんが作っていた品種が“ヒノヒカリ”だったからです。お米の作り方には地域性があるので、師匠が作っている品種で同じやり方で作れば間違いないと思ったからです。ではこのヒノヒカリという品種はどんな品種なのか深堀りしていこうと思います。

“ヒノヒカリ”の名前の由来

ヒノヒカリは九州地方を中心に中国・四国地方で主に作付けされています。
名前の由来は調べてみると、

「陽は西日本、九州を表し、お米が太陽のように光り輝くことから名づけられました。」

引用:ヒノヒカリ|お米|とれたて大百科|野菜のチカラをもっと知る|JAグループ:閲覧日 2021年9月8日

とあります。

筆者「ん???」

残念ながら「陽が西日本、九州を表す」という部分がうまく解読できませんでした。どのサイトを見ても同じ表現をしていましたが、陽は西に沈むから夕陽のイメージなのでしょうか。わかりません。

名前の由来から言えることは、「西日本、九州で栽培することを目的として作られた品種で、艶がある品種」ということになります。

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国内におけるマーケットシェア

さて、“ヒノヒカリ ”という品種はどのくらいメジャーなのでしょうか。全国の作付割合を調べてみました。

作付割合のランキングは以下の通り。 

令和元年産うるち米の作付割合 上位5品種
1位 コシヒカリ  33.9%
2位 ひとめぼれ  9.4%
3位 ヒノヒカリ  8.4%
4位 あきたこまち 6.7%
5位 ななつぼし  3.4%

参考:品種別作付動向 | 米穀安定供給確保支援機構:米ネット

こちらの上位5品種、皆さん一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
“ヒノヒカリ”はなんと3位にランクイン!!
比較的メジャーな品種ということになります。

“ヒノヒカリ ”の誕生

“ヒノヒカリ”は“コシヒカリ”と“黄金晴”を掛け合わせた品種です。有名品種“コシヒカリ”の後継品種なんですね。
かつて九州のお米は「鳥さえも食わない」と言われてたようですが、宮城県総合農業試験場が“ヒノヒカリ”を育種して以来、その食味の良さから九州だけでなく四国や中国地方へと作付け面積が広がっていったそうです。
品種選抜の最大の理由は食味。「東の横綱」と称される“コシヒカリ”と同等の良食味である“ヒノヒカリ”は「西の横綱」と呼ばれています。

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“ヒノヒカリ ”の食味

食味は“ヒノヒカリ”の最大の特徴と言っても過言ではありません。
品種名にもあるように艶があり、“コシヒカリ”と比べると粘りが少なくあっさりとした食味です。
粒は小さめで厚みがあり、全体的に丸みを帯びています。食感が良いのも特徴です。

ソースやケチャップがついてもベタつかず、お米の食感を楽しめます。お米自体の味は濃すぎない品種ですので、濃い味のおかずとの相性が良いです。

終わりに

“ヒノヒカリ”に関する説明は以上です。いかがだったでしょうか。
私はお米作りを始めるまでお米の品種についてあまり意識せず、お米を食べてきましたが、自分の作った新米があまりにも美味しかったので、意識するようになりました。日本のお米の質は高く、どこに住んでいてもスーパーでおいしいお米を購入することができますが、新米100%の“ヒノヒカリ”は格別においしいと思っています。ぜひ皆様にご堪能いただけたらなと思っております。


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