小規模事業者持続化補助金【コロナ特別対応型】第2回分、実績報告書提出完了しました!

=目次=
◆採択されたからと言って全てが補助金対象になるわけではない
◆補助は助かるけど手数がかかる「事業再開枠」追加申請
◆「実積報告書」の独特のルールを理解していないととんでもないことになる
◆結局のところ「世の中そんなに甘くない」
◆甘くない世の中だからこそ、周りの方々に感謝の気持ちを伝えたい


◆採択されたからと言って全てが補助金対象になるわけではない

わたしが2020年の7月に採択された「小規模事業者持続化補助金」。
多少の修正がその後あって、交付日は採択から4ヶ月後の11月某日となりました。採択されたと言っても、採択時点の書類が全て通るわけではありませんでした。

一旦はOKが出たと思っていた項目(すでに購入した小さな機材など)は補助対象外だったものもあって9月ごろに修正提出した経緯があります。やりとりの返事自体を1ヶ月以上待つ状態だったので、そんなにすんなりいくものではないことを思い知った次第。申請前に補助対象であると確認していたものしか購入していないんだけど・・・結果的にあとから「対象外」となってしまったものがあって残念でした。

◆補助は助かるけど手数がかかる「事業再開枠」追加申請

交付日以降に、今度は「事業再開枠」のお知らせが来ました。これ以上複雑になるのがいやなので「事業再開枠」は申請せずにいようと思っていたのですが、商工会議所のかたからも申請したほうがよいとアドバイスいただいてギリギリセーフの2021年1月に「事業再開枠」を追加申請しました。

「事業再開枠」をわかりやすく説明すると、ソーシャルディスタンスを守り、しっかりと感染防止対策をとりながら、事業を少しずつ対面で再開していきましょうという感じ。マスクや消毒、換気に関する費用の追加申請です。

申請→採択→採択された内容の一部修正し再提出→交付決定→事業再開枠実施に伴う追加申請→ふたたびの交付決定(再開枠追加)

申請書類(案)作成からここまでくるのに実に8ヶ月かかっています。

ここまでも、大変だった!
でも本当の峠は、実はこのあとにありました・・・。


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◆「実積報告書」の独特のルールを理解していないととんでもないことになる

必要書類が何種類もあることは知っていましたが、実績報告書の綴りかたが想像以上に細かくて、何度もくじけそうになりました。ほんとに泣きたくなります。

ものすっごく大変だった「実績報告書」は、わたしの場合、A4コピー用紙約100ページにも渡りました。息も絶えだえです。

何度も投げだしたくなる衝動にかられては(途中で映画みたりして)現実逃避を繰り返していました。でも締切までに間に合わなければ支払った経費全てが自己負担になってしまう・・・。精神的に追い詰められますね。。。

決まった様式の書類提出はもちろんのことですが・・・

実績報告書に必要な添付書類(1アイテムに対して書類1セット必要)
・見積書
・発注書
・請求書
・銀行振込(払いこみ票)
・成果物(購入したものの証拠写真)

アイテムが多ければ多いほど、たくさんの書類セットを作らなければいけません。わたしはこれを最初、勘違いしていて「見積書綴」「発注書綴」などを作ればいいと思っていたけど、そうではありませんでした。

今はもう、完了して郵送で提出したあとだから、わりと平常心でいられますが提出するまでの追い詰められ感と言ったら、かなりのものでした。実績報告書提出後に、どの項目が却下されるのかはわかりません。ダメなものはダメなんでしょう。そのときは潔くあきらめようと思っています。

◆結局のところ「世の中そんなに甘くない」

補助金申請するために、融資を受けたり概算払い請求しているひとは、もっとしんどい気持ちになるんじゃないかな?と思います。

まあ、これくらい難易度高くて手間暇かかって、しんどい思いしないと補助金って降りないものなんですね。そんなに簡単なもんじゃないって、身に染みてわかりました。

で!「実績報告書」提出ですべて完了!ではないんです。
ここからまた「確定通知」が届くのを待って、その「確定通知」で認められた金額だけを請求することができるのです。

そして、最後の段階で決まった様式の「請求書」を作成して郵送提出しないといけません。これがいったいいつになるのかは、まだわかりません。ということで、申請(案)作成からたぶんまるっと1年くらいずっと「補助事業の書類作成」をやり続けることになります。

実際問題、個人事業主ひとりで事業やっていく場合には、補助事業のための業者間の打ち合わせや下準備と、この書類作成だけで1年終わりそうです。コロナ渦で仕事量がかなり減って例年よりも時間があるからできる感じです。

もっとバリバリ仕事するなら、誰かに事務を手伝ってもらわないと難しいのではないかな?それもこれも含めて、人生みな経験。「めんどくさい」「時間足りない」って何度も思ったし、目の前の書類の山から逃げ出したくなったけど、いい勉強させてもらえたと思います。

◆甘くない世の中だからこそ、周りの方々に感謝の気持ちを伝えたい

今回はじめてのことだらけでしたが、一度経験しておけば2回目はもっと要領がわかるでしょうね。地域の商工会議所の担当のかたにも相談できましたし、関係者各位様にも助けていただけましたことを心より御礼申し上げます。なんだかんだ愚痴を聞いてくださった方にも感謝しております。

おかげさまで、ここまでたどり着けました!
そして自分で自分を評価してあげたい。
よくがんばった!

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