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遠まわりする雛 米澤穂信

あらすじ

古典部シリーズ短編集。
入学式からすぐの頃、6月の梅雨の頃、夏休み、11月の出来事、初詣、バレンタインデー、旧暦のひな祭りと1年間の事件の合間に起こった小さな出来事を取り扱っている短編。

ここからネタバレ含む感想

古典部シリーズとしては、恋愛要素はあまり強調されていないけれど、弧の短編集は、奉太郎とえる、里志と摩耶花の距離感の微妙な距離感が感じられる気がしました。
不可思議な里志と摩耶花の微妙な距離感、里志の態度の理由とか今までちょっと疑問に思っていたことがなんとなく(はっきりではないけれど)わかるかな…と思います。
それから、奉太郎の最初はえるに対してなんとなく苦手(それとも気になる?)というところから、本人無意識に気持ちの変化が訪れるところまでの時間経過とともに描かれているので長編と比較して読んでいっても面白いと思いました。

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