IchigoMilk

普通のパート主婦です。 形式でなく趣味の読書の記録をゆる~くしています。 ミステリ―は…

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普通のパート主婦です。 形式でなく趣味の読書の記録をゆる~くしています。 ミステリ―は、ネタバレ記載がありますので未読の方はご注意ください。

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もくじ

本を読みながら自分のメモ代わりにnoteを書いています。最近、量が増えてきて自分でもどれを読んだのかわからなくなってきているので「もくじ」を作成しました。五十音順になっています。それぞれの作家名をクリックするとその作家の作品(読済みのもの)の一覧が表示されるようになっています。 noteを書き始めてから読んだ本について書いていますので、その作家さんの代表作が抜けていたりしますので、それぞれの作家さんの感想も併せて記述しています。 次に何を読もうか迷っているときの参考になれば幸

    • 悪魔の審判 神永学

      あらすじ 特殊犯罪捜査室の室長永瀬は、連続殺人事件の事件捜査にあたっていた。事件は、あたかも芸術作品であるかのように死体に手を加えあり、どちらも若い女性が被害者である。犯行手法はかつて悪魔と呼ばれた連続殺人犯の阿久津の犯行に似ているが彼はすでに死んでいる。 ここからネタバレ含む感想 悪魔シリーズの第3弾。前作で死亡した大黒から特殊犯罪捜査室を引き継いだ永瀬だったが大黒が室長を務めていたころのような動きができていなかった。そこへ、阿久津を思わせる連続殺人が発生し捜査に乗

      • あずかりやさん霧島くんの青春 大山淳子

        あらすじ あずかりやさんの第2弾。今回は、あずかりやさんにまつわるあれこれがモチーフになっていることが多いお話で、あずかりやさんの文机、星の王子さま、オルゴールとそれぞれのものにまつわるお話です。 そして、最後はなぜ桐島くんがあずかりやになったのか…。 ここからネタバレ含む感想 心が少し疲れているときにお勧めするあずかりやさんのお話です。 芥川龍之介になるために小説を書き始め、小説を書くために購入した文机があずかりやさんの最初のあずかりものになったお話や前作で登場した

        • 大山淳子

          「猫弁」というタイトルに惹かれて手に取った作家さんです。 このシリーズ、構成が凝っていて、あれこれバラバラに散らばってるようなお話が最後に1点に集約されていくそんなお話でした。 ちょっと、頼りないけど、頭脳がメチャクチャ高い主人公の百瀬太郎もとても個性的で面白いキャラクターです。この主人公を読んでいると、哲学について深く考えたくなります。 猫弁シリーズ 猫弁 猫弁と透明人間 猫弁指輪物語 猫弁と探偵少女 猫弁と魔女裁判 猫弁と星の王子 猫弁と鉄の女 猫弁と幽霊屋敷 猫弁と

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          悪魔を殺した男 神永学

          あらすじ 警視庁内部監査室につとめる永瀬圭太は、警視庁総務部長の小山田に呼び出され、刑事でありながら4人の人間を殺害し現在、精神病院に収容されている同期の阿久津の不思議な能力の真偽について調査されるように依頼される。調査のため、かつて阿久津が所属した特殊犯罪捜査室の天海志津香に同行することになる。天海は阿久津とコンビを組んでいて、現在も阿久津の助言にもとづいて捜査を進めることがある。今回の事件では、頭皮を剥がれされた遺体が発見されその遺留物の鑑定で阿久津に面会に行くが…。

          悪魔を殺した男 神永学

          あずかりやさん 大山淳子

          あらすじ こんぺいとう商店街の西の端に位置している「さとう」と暖簾がかかっているお店、昔は和菓子屋だったがいまは「あずかりや」をしている。どんなものでも1日100円、先払い。指定した日数をすぎると預けた品物は店主が処分してくれる。 店主は目が見えないので預かった物を見ることができないためか、不思議な店なのにお客が訪れる。 ここからネタバレ含む感想 両親がいなくなり、一人残された店主がひらいた「あずかりや」でのお話。 人は、ちょっと預かってほしいもの、処分しなくてはいけ

          あずかりやさん 大山淳子

          悪魔と呼ばれた男 神永学

          あらすじ 犯罪心理学が専門の天海志津香は、大黒警視正にスカウトされて警視庁特殊犯罪捜査室に移動になった。メンバーは、天海、大黒と捜査一課から移動になった阿久津誠の3人だけの部署だった。その部署で担当する事件は、殺害手口はバラバラで唯一の共通点は、死体に五芒星(ペンタグラム)残す連続殺人犯の「悪魔」の捜査だったが…。 ここからネタバレ含む感想 悪魔シリーズの第1弾です。 警視正が直接陣頭指揮をとるには部下2名という不思議な部署に配属された天海は、事件のオブザーバーとして

          悪魔と呼ばれた男 神永学

          猫弁と狼少女 大山淳子

          あらすじ 前作「幽霊屋敷」へ移転した百瀬の弁護士事務所が受けた依頼は、夫を亡くしたばかりの左野麦子は家へ迷い込んだヒマラヤンを保護していたが、飼い主が現れヒマラヤンは返したのだが脅迫されているという。この件の調査をしていた百瀬は、ある少女を保護しようとしたところ誘拐犯の現行犯で逮捕されてしまう…。 ここからネタバレ含む感想 今回は、百瀬逮捕という状況になり、百瀬が自分で動けないので代わりに活躍するのが沢村透明と正水直、百瀬の指示にしたがっていろいろ調査を行いますが、二

          猫弁と狼少女 大山淳子

          となりのナースエイド 知念実希人

          あらすじ 桜庭澪は、星嶺大学医学部付属病院の統合外科病棟で新人ナースエイドとして働いている。澪は姉が全身多発性悪性新生物症候群(通称シムネス)で亡くなったのを機に、紹介でこの仕事を始めた。医療行為はしないが患者に寄り添えるこの仕事が自分に向いていると思っていた。 この総合外科病棟では、医者の手術の上でプラチナ、ゴールド、シルバーとランク分けされており、最上位のプラチナに属する竜崎大河と患者への対応を巡ってぶつかるが…。 ここからネタバレ含む感想 最初からなんとなく裏が

          となりのナースエイド 知念実希人

          猫弁と幽霊屋敷 大山淳子

          あらすじ 百瀬は、引きこもりで男性恐怖症の千住澄世から、知らないうちに親から引き継いでいた家が幽霊屋敷として地域で問題になっていることを知り、その家の調査を依頼される。 一方、百瀬の事務所の猫たちは、獣医の柳まことにより、全て人と猫のお会いパーティーに連れて行かれる。そして、そのパーティー会場の隣にあるペットホテルでは立てこもり事件が起こる。 ここからネタバレ含む感想 今回は珍しく動物の絡まない依頼からスタートします。それは、「幽霊屋敷」と呼ばれ地域で問題になっている

          猫弁と幽霊屋敷 大山淳子

          猫弁と鉄の女 大山淳子

          あらすじ 百瀬はふとしたきっかけで、サモエドという犬を保護した小高トモエと出会い彼女のサポートをすることになる。 一方、衆議院議員の二世議員である宇野勝子は次の選挙の公約に花粉症の原因となる杉の一掃を掲げる。それを実行するためにもえぎ村の杉伐採に乗り出すが、そこにはもりりんこと森林蔵と名乗る森の番人の同意を得る必要が出てきてしまう。 ここからネタバレ含む感想 大型犬を保護した老婦人、崖っぷちの二世議員、ペット可のシェアハウスを追い出されたカメレオンとその飼い主…と三題

          猫弁と鉄の女 大山淳子

          猫弁と星の王子 大山淳子

          あらすじ 亜子と喫茶店でモーニングをたべているとき、百瀬は見知らぬ女性に赤ん坊を渡される。母親が帰ってこないので、仕方なく赤ん坊を連れて出勤する。そして、百瀬の元に新しい依頼が舞い込む。別居している父親が自分が死んだ後も猫の世話人を引き続き家に住まわせることという遺言を作成した。しかし、10年経った今も父親は行方不明で、家には猫と若い男が住んでいるという。百瀬はとりあえずその家に向かった。 ここからネタバレ含む感想 突然渡された赤ん坊、死なない猫、知らない若い男、行方

          猫弁と星の王子 大山淳子

          猫弁と魔女裁判 大山淳子

          あらすじ 大福亜子は、百瀬太郎との結婚式場のしている。百瀬も来るはずが遅れてこない。百瀬は、ウェルカムオフィスからの依頼で、国際スパイを強制起訴裁判の指定弁護人をすることになる。 猫弁の事務所には、死んだ猫の生まれ変わりだといわれて姪が猫を引き取った。怪しいので相手を訴えいたいというものだった。 ここからネタバレ含む感想 第1シーズンの最終巻です。 いろいろあるウエルカムオフィスの秦野からの依頼を最初断るつもりだった百瀬は、その資料を見て考えを変えます。自らの弁護士事

          猫弁と魔女裁判 大山淳子

          猫弁と探偵少女 大山淳子

          あらすじ 元依頼人の野口美里から誘拐された三毛猫を救出してほしいと依頼を受ける百瀬太郎は、その三毛猫の飼い主である滝之上京子と知り合う。この京子と組んで百瀬は行方不明の三毛猫を探すことになる。 一方、百瀬の弁護士事務所には、事務所のドアに張り紙をしている小学生石森完太が事務員の七重に捕まる。捕まったことがきっかけで、完太は百瀬の弁護士事務所に顔を出すようになる。 ここからネタバレ含む感想 猫弁シリーズの第4弾。今回は、かつての依頼主の美里から、誘拐された三毛猫を救出し

          猫弁と探偵少女 大山淳子

          間の悪いスフレ 近藤史恵

          あらすじ ときはコロナ禍、ビストロ「パ・マル」も他の飲食店と同様に営業に苦戦していた。テイクアウトメニューを考えたり、料理教室を開いたり、そんな状況で起こる事件をシェフの三船が解決する。 ここからネタバレ含む感想 シリーズ第4弾。今回は、コロナ禍の「パ・マル」です。 高校に合格したけど浮かない少女、テイクアウトメニューを一人分だけ注文する少年、料理教室に現れた不機嫌な生徒さん、フランス料理を懐かしむ兄弟、プロポーズ作戦とそれを阻むスフレ、フランス料理を辞めたい新人料理

          間の悪いスフレ 近藤史恵

          猫弁指輪物語 大山淳子

          あらすじ 百瀬太郎のもとに密室で妊娠した猫の調査を女優白川ルウルウから依頼される。一方、獣医の柳まことは、買い始めたころからアドバイスしていた黄色のビルマニシキヘビを押し付けられ、さらに、トラックに惹かれそうになった野良猫が持ち込まれる。 百瀬は、亜子にエンゲージシューズを贈る秋田への旅を控えているがそこへまことを訴えたいと小松から依頼が入ってしまう。 ここからネタバレ含む感想 シリーズ第3弾、百瀬と亜子の交際は順調ではないが少しずつ進展している。秋田へのエンゲージシ

          猫弁指輪物語 大山淳子