記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

猫弁と探偵少女 大山淳子


あらすじ

元依頼人の野口美里から誘拐された三毛猫を救出してほしいと依頼を受ける百瀬太郎は、その三毛猫の飼い主である滝之上京子と知り合う。この京子と組んで百瀬は行方不明の三毛猫を探すことになる。
一方、百瀬の弁護士事務所には、事務所のドアに張り紙をしている小学生石森完太が事務員の七重に捕まる。捕まったことがきっかけで、完太は百瀬の弁護士事務所に顔を出すようになる。


ここからネタバレ含む感想

猫弁シリーズの第4弾。今回は、かつての依頼主の美里から、誘拐された三毛猫を救出してほしいというもの。三毛猫の飼い主の京子のことが気になる百瀬は京子を探偵として一緒に捜査することになる。
そして、シリーズの初期から時々出てきていた事務所のドアに張り紙のいたずらをしていた犯人が発覚し、小学生だということがわかる。百瀬に用事があるという完太に七重と野口は優しく接する。
さて、百瀬自身にも弟と名乗る人物が会いに来る。一晩、一緒に過ごして帰っていったが、百瀬はこの人物に疑問を持つ。この人物、この巻ではここに出てきただけなのですが、結局最後まで何故、百瀬の弟を名乗っていたのかは謎のままなので、続編にて再登場するのかな…と思いました。
この巻の事件は、それほど大事にならずに終わり、少し気にかかる小学生二人は具体的な改善策が示されました。そういう意味では、穏やかなお話だったな…と思います。
話の終わり掛けに、畳みかけるようにいくつかの環境変化が出てきますのでこの辺りは、続編への伏線になっているのかな…と思うのですが、次巻どうなるのかなと気になりました。とりあえず、亜子さんのお母さんには認めてもらえたので百瀬と亜子の結婚は少し前進したかなと思いますが、なかなか実行するまでには時間がかかりそうだなと思いました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?