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クドリャフカの順番 米澤穂信


あらすじ

神山高校の文化祭は、3日間。古典部は、手違いから文化祭で販売する部誌「氷菓」を200部作成してしまう。この200部を販売するべくあれこれ策をめぐらすがその中で、あいうえお順に部活のあるものが盗まれるという事件が発生する。最初は、アカペラ部のアクエリアス、次が、囲碁部の石…。事件の解決が古典部の宣伝になると考えた部員は、解決に乗り出すが…。
古典部シリーズ。


ここからネタバレ含む感想

神山高校文化祭(通称「カンヤ祭」)の3日間で起こる事件の描いたお話。麻耶花の確認ミスで発注されてしまった200部の部誌を販売する物語で謎解きは文化祭の中で起こる奇妙な窃盗事件。
犯人の残したメッセージカードから犯人は10件の犯行に及ぶと推測されその順番は、五十音順、古典部はちょうどこの10件目の事件に関わることができるかもしれない…ということで事件解決に乗り出す。
何とか部長として200部の販路を作ろうと文化祭を歩き回る千反田、ひたすら販売員をする折木、ひたすら文化祭を楽しむ里志、そしてサイドストーリー的に麻耶花の漫画文芸部内でのトラブルも描いています。
語りが入れ替わりながら物語が進むので視点がコロコロ変わるので、2回目に読むときは大事な伏線を読み流さないようにすると2度楽しめるのではないかと思います。今回は、実益を優先した探偵折木が秘密裏に事件を解決しますのでラスト読み飛ばさないように。

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