はるひのの、はる 加納朋子
あらすじ
ささらシリーズ完結編です。
ユウスケは、見えない人が見えるという不思議な能力がある。小学校にはいる前、ユウスケははるひという女の子と知り合う。はるひは、ユウスケの能力を知っていて力を貸してほしいという。
ここからネタバレ含む感想
お話としてはユウスケの成長物語?のような感じで、話のところどころでユウスケが登場し、見えない人のお願いに答えるように様々なことをする。最初に登場したはるひがいろいろお願いしてそれにユウスケが協力するようなお話が多い。
6話構成ですが、それぞれの話の中で一人の人がユウスケの能力により一人の人が救われる物語になっています。そして、最後にその物語が一つの糸でつながる…この構成はさすが加納さんという感じがします。
身近な人が亡くなる…それも、あるときいきなりなくなってしまう時周りの人もショックを受けるけれど、亡くなった本人もその人を思う思いを残してこの世にとどまる…切ないお話が多いですが未来に希望が見えるのでその光で人は生きていけるようになるのかな…と思いました。
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