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薔薇のなかの蛇 恩田陸

あらすじ

イギリスのレンミントン家のお屋敷ブラックローズハウスに当主の招集で一族が集まった。補修工事で新しく発見された聖杯のお披露目をするとのことで、一族以外の人々も多く招待されている。リセもレンミントン家の令嬢アリスに招待されてこのパーティに参加していた。
そのさなかに、首と手が切り落とされた遺体が見つかった。さらに、レンミントン家当主は脅迫状を受け取っていたことがわかる。
本作は、久しぶりの理瀬シリーズです。


ここからネタバレ含む感想

久しぶりの理瀬シリーズの続編です。場所はイギリスの武器で財を成したレンミントン家のお屋敷、パーティのさなかに見つかった身元不明の遺体、さらに毒による殺人未遂…と事件が次々と起こります。
読了の感想としては理瀬シリーズの新展開の序章のようなお話と感じました。リセとレンミントン家の長男で、イギリスの研究機関に就職が決まっているアーサーとの出会い編かなと思います。
謎解きはされますが、事件の真相が解明されるというよりはどこか霧の中から事件の真相がうっすらわかるという感じで、今後、どこかでリセとアーサーが敵味方に分かれて対決するようなことが起こるのかな…。
今までのリセシリーズと比べるとサラッと読める1冊でした。

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