はじめてのおとしだま、はじめての(自分のための)点字

年末、遠方の友人が遊びに来てくれた。
友人、はじめての身近な赤ちゃんということで我が家のボーイと恐る恐る触れ合う。

柔和な雰囲気の友人に、我が子は人見知りもせず終始にこにこキャッキャ😊

お茶してしばらくたったころ、友人がちょっと考えてからこんな提案をした。
「ベビーにお年玉、あげていいかな?」
曰く、彼には親戚などを見ても身近な子供はいないらしく、お年玉というものを渡す機会がなかったそう。今回、うちに来ることになったときにふと人生ではじめてのお年玉をあげる役をやってみるのはどうだろう?と思ってくれたらしいのだ。

笑いながら、人生で最初で最後かもしれない、と。
向かう途中に思いついたからポチ袋も何もないけど、という彼に、ちょうど甥っ子へ渡すために買ってあったポチ袋と点字板を渡す。

そうして、大晦日の朝、我が子生まれてはじめてのお年玉は私たち夫婦の大好きな友人から、彼かららしく点字のメッセージ付きで受け取ったのでした。


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