【要約】より少ない生き方 ものを手放して豊かになる
1. ものを手放すメリット
ものを手放すことで得られるメリットは数多くあります。一番大きいのが、時間とエネルギーとお金が増えるということです。
まずそのものについて調べ、実際にお金を払って購入し、それを整備したり整理したり古くなったら買い替えたり売ったりとかなりの時間とエネルギーそしてお金を消費します。
だからモノを少なくすれば時間やお金は逆に増えます。その時間やお金を大切な他の何かに使うことができるというわけです。
スティーブジョブズや facebook創業者のザッカーバーグが着る服を考えるのにかける時間や労力がもったいないからと毎日同じ服を着ていたという話ももこれと同じことです。
メリットはそれだけはありません。ものに振り回されなくなる分、自由が増え、ものが散らからないからストレスも減ります。
さらに必要なものだけにお金をかければいいので上質なものが買えるようにもなります。
ミニマリズムと言うと何でもかんでも捨てなければいけないというイメージを持っている方もいるかもしれませんが、それは間違い。
本質は一番大切なものを最優先にするということなのです。
ここからは実際にモノを手放すためのテクニックを解説していきます。
2. 簡単なものから捨てる
とりあえず捨てられないもののことは考えずに、まずは簡単に捨てやすいものから始めるのがポイントです。
そのうちものを手放すスキルが身についていきます
まずは、トイレ・風呂場・寝室あたりから始めると手っ取り早いそうです。
簡単に掃除でき、またよく使うからミニマリズムな効果がすぐに実感できます。
そういう場所をすっきりさせると気持ちよく過ごせる空間が増えて、寝室をきれいにすれば気持ちよく眠れるようになります。
3. ものは3つに分ける
取っておくもの、家の中にあるべき場所に移すもの、処分するものに分けていきます。
そしてさらに処分するものを、人にあげるもの、うるもの、リサイクルする
もの、捨てるものの4つに分けていきましょう。そうやって分類していけば簡単に片づけができます。
ミニマリズムの本質は一番大切なものを最優先にすること、まずは自分が大切にしたいものを考えてみましょう。
4. 見栄を張っても幸せにはなれない
一番大きな家計の支出は家賃または住宅ローンです。
2番目は車の維持費でしょう。そして一番長い時間過ごす空間は家ですし、車も毎日乗る人もいるでしょう。
だからこそむしろ一番しっかり考えておかないといけないものです。このとき、他人と比べたり見栄を張って買うのはオススメしません。仮に頑張ってお金を貯めて500万円の高級車を買ったとしても、もし知り合いが1000万円の高級車を買ったら劣等感を抱くことになります。
世の中、上には上がいるのです。比較競争に苦しみ続け幸せになることはできません。
それだったら200万円の車を買って残り300万円を本当に大切な他のことに使うほうがはるかに幸せになれるでしょう。
そうはいっても物欲はあるもの、物欲を抑えるポイントをいくつかご紹介します。
5. 消費しても幸せにはなれない
消費の誘惑を抑えるためには物を売る側の戦略を知っておくことが重要です。
実はたいていの消費者は商品の正しい価値がわかっていません。
だから元の値段を隠しておけばそれをセール価格に下げるだけで御買い得感がでます。
世の中はモノを買わせる仕組みで溢れているのです。
また、「足るを知る」のも大事です。
私たちがなぜものを集めてしまうか、それは「ものがあると安心だから」とも言えます。
多くの人かものをたくさん持っていれば安心だと信じています。しかし生きるために本当に必要なものはそれほど多くありません。実のところ必要なものと欲しいものの区別がつかず安心と快適の違いがわからなくなっているのです。
だから安心のためと思いながら実は快適や快楽のためにものを買ってしまう。
幸、不幸は他人との比較から生まれます。ただ足ることを知り与えられた環境に感謝し生活するときにこそ幸せを感じることができるということです。
今の自分が幸せだということに気づけないうちは永遠に幸せにはなれないということです。
6. まとめ
今日はミニマリズムについてまとめてみました。ものが多くなりがちな方は是非実践してみてください。ものが少ない方が幸せになれるという側面もあると思います。
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