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その時そのときの「今」の自分の心に耳を傾けて

急にスイッチがふっと切れた。

ほんとうのほんとは、学校にいる時から、
体調、おかしいなとは思っていた。
でもね、それでも、頑張ってた。
なぜなら、放課後に待っていることがたのしいことがたくさんあったから。

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体調おかしいな、と思ってはいたのだけれど、
つらいとか、しんどいとか感じなくて、
だから、自分のからだとこころが今は
繋がりたくないのかな、と。
でも、こころのどこかでは我慢してて、多分、
我慢しているのに気づけなくて、夜までずっと
気を張っていたんだと思う。

ここで今じぶんが休んだらどうなるか。
誰かに迷惑と心配をかけてしまう。
それは嫌だから、がんばろう。
じぶんがうまく出来なかったから悪いんだ。
もっと先にやっておけば、こういうときに
すぐに休めていたかもしれない。
だから、休まずがんばるしかない。
そう、がんばるしかないんだよ。


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よる、まだ大丈夫だけど、測ってみるかと、
体温計を出して、測ってみた。
やっぱり、熱がある。
平熱の低いじぶんが、いつもだったらしんどい
くらいの熱だったのに、不思議なことにいつも
通り過ごせてた、と、おもう。
だから、できるぎりぎりのぎりぎりまで、
だれにも、ばれないように、ばれないように、と過ごしてた。

私の過ごしている場所は一人ひとりが手を使い
その日の体調を表す時間がある。

元気な時、親指を上にあげてグッドポーズ、
元気な時と元気でない時の間、親指を横に、
元気でない時、親指を下にしてバットポーズ。

これを、せーのでするのだけど、
じぶんはこの時間がはっきり言ったらとっても
苦手なのだ。
そもそも今、元気なのか元気じゃないのか
分からないから。
気分がいいなって時とか、今はちょっと辛いな
とか、こんなことがあって今はこうっていう、
こころの調子もある。

そんな時間も終わってお話の時間。
まだ大丈夫。きっと大丈夫。
しばらくお話してた。それでもまだ大丈夫。
話している時はあれだけ大丈夫と思っていた
のに、一人になった瞬間、我慢の糸が切れた。

涙が溢れてきて、止まらなくて、安心できる
場所を探して、さがして。
結局泣きながらうずくまって寝た。

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でも、そんな時にそばにいてくれる人がいる。
昨日もずっとずっと、そばにいてくれた。

なにがあったのか、無理に聞くんじゃなくて、
タイミングを見ながら聞いてくれて、
涙声で伝えたらうんうんって聞いてくれて、
やさしく頭を撫でてくれて、
一緒にどうするかも考えてくれた。

我慢しなくていいんだよ。
しんどいー?つらいー?
今は休んで欲しいなぁ。
いつも一緒にいる誰かが体調悪い時、すぐに変わってくれてるから、誰かに変わってもらって、休んだら?
全部自分でやろうとしなくてもいいから、周りの人を頼ってもいいんだよ。

と、優しくたくさん声をかけてくれた。
とってもとっても救われた。
ほんとうにありがとう。と、ごめんね。

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じぶんの、つらいとか、休みたいとか、痛い
っていうのを初めて人の前で言葉にして、
伝えることが出来た。
言葉にして伝えれたことに安心した。
伝えてくれてありがとう、と
言ってくれた。

泣いてる時はその事に精一杯で未来のこととか考えれずに、過去のことばかり考えて、
泣き崩れて、なにがなんだか分からなくなって、落ち着くまでに時間はかかる。
けれど、こうやってその時のことを思い出す。
そうすると、
我慢することをがんばっていたんだな、
気持ちを伝えるとちょっと楽になれるんだ、
と、じふんのほんとうのきもちがわかる。

それでもまた、我慢はしてしまうし、
じぶんのきもちはなかなかいえないのだけど。
そう気づけてることを素直に褒めたい。

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休んでほしい。休もう。

始めて目を見て、言ってもらえた。
ちょっとだけあんしんした。
じぶんもつらいときは休んでもいいんだ。
寝てるから、休んでいる。だから、
休むことなく頑張り続けていた。
休むのは寝る時だけで大丈夫。
でも、寝ると休むでは違うんだね。
眠いから寝て休むのと、
つらくて、休みたいから休むのでは、
違うんだっていうことに気づいた。

それでも、その言葉にそのまんま甘えることはできなくて、なんとかできる方法がないか、
ぐるぐると、探していた。

ちゃんと伝えて、いいよと言ってくれて、
お休みをすることに。

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最後のさいご、頑張っていまからしようと
思ったけど、よくなる胃の痛みとは比べ物に
ならないくらいの痛みが襲ってきて、
痛い、痛いと何回も言ってしまった。
そのたんびに、おなかをさすってくれて、
痛い?って聞いてくれた。
起き上がれないくらい痛くて、頑張ろうと
思って何回もできるって泣きながら叫んだけど、頑張れなかった。できなかった。


今思い出すだけでも涙が出てくる。
泣くだけだったら、何回も何百回もここに来てしているけれど、泣きながらしゃべることは
してこなかった。ほとんど。
喋れば喋るほど涙が出てきて、でも気持ちを伝えたいから、泣きながら過呼吸にもなりながら、しゃべって。
それだけじぶんの気持ちを伝えたかったんだな、と。伝えたいことばがあるんだ、と。
素直な気持ちを伝えることができて、
それに寄り添ってくれる。
寄り添ってくれるだけじゃないけれど、
その優しさ溢れるこころとことばと、人柄に
間違いなく救われた。
何回言っても伝えきれないありがとう、という
気持ち。
最後におやすみ、っていうまで寄り添うだけじゃなくて、離すことなくずっとずっと、手を
つないでくれた。
今にもなくなりそうなこころが、手を繋ぐと、
ちゃんとこころになろうとしてた。

わたしの心を救ってくれてありがとう。
だから、私はここにいることができます。
わたしもだれかの心を救えるようになります。
わたしはあなたのこころのよりどころに
なれますように。

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読んでくださり、ありがとうございます。
のこのこでした。

部屋に帰ってすぐに布団にくるまりました。
目を閉じて、こころとからだを休めました。
胃の痛みで目が覚めてしまって、どうしても
文字にしたくて言葉を描きました。
もうこんな時間だ。ではまた。

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