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真・女神転生Ⅲ NOCTURNE HD REMASTERを遊びました

●前から遊びたいと思っていた。

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オタク達がず~っと「名作なんだよ~」とオススメしてくれるのに、リメイクや移植に恵まれず一向に触れる機会を得られなかったタイトル。ようやく触れることが出来ました。

真・女神転生Ⅲ。Nintendo Switchでプレイし、ラスボスと思われる存在を倒したので、感想を残しておこうと思います。
ラスボス戦直後に書いた文章を元に作成しているので、上手くまとまっていないかもしれません。加えてそこそこネタバレを含みますのでご注意ください。


●アトラスゲー体験歴

初めて触れたのはペルソナ4。格ゲーを遊びまくっていた時期だったので、ペルソナ4 ジ・アルティメットインマヨナカアリーナが入り口。その後、ペルソナ3以降のタイトルは一通り経験。他のメガテン系列でいうとデビルサマナーソウルハッカーズ、デビルチルドレン赤、幻影異聞録♯FEなどをプレイ。
 
つまり、悪魔合体や悪魔会話、弱点すっころばしシステムなどコツ自体は概ね把握しているものの、本筋は全然しら~んという状態でした。

ペルソナ5は舞台も観に行ってる。推しキャラの新島真の再現度が異常に高すぎて「本当(マジ)」の感動をしてしまった。


●そんでどうだったの?メガテン3。

めっちゃ良かったです。Switch持っている人には是非遊んで欲しい。
難易度はノーマルでも中々のやりごたえだし、ストーリーも全然明るい話じゃないし…人を選ぶとは思うんですが、気になってた人は軽率にポンと買ってしまって良いと思います。オススメです。

▼以下、ネタバレを含みます。











●メガテン3の第一印象

かわいいコをナンパして合体するゲーム!!!!!!!!!!!!

いや、本当に悪魔がカワイイです。危険なカワイコちゃん(死語)をナンパ出来るってもう最高!!!ペルソナ5でも3Dモデルで表現された悪魔と会話出来るけど、あれは脅迫だしね…!

通常ザコ敵とされるような悪魔たちと対等に向き合い、時に戦い・時に仲魔にし・お金取られたりモノふんだくったり合体素材や生贄にしたり…本当に他に類を見ない体験が出来る。最高体験です。

かわいい悪魔達がモチベーションの半分以上を支えていたといっても過言ではありません。それぐらい魅力的です。

手塩にかけて育てた悪魔は、合体してその姿を変える際にも恩恵をもたらしてくれる。特定の種族によってはレベルアップによって変化し、縁深い上位存在にパワーアップしてくれる。変化した悪魔は基本的にめちゃくちゃ強いので、より一層愛着が湧く…

この仕組みを整えたスタッフは偉い!!!!!!!と思いました。何度も言うけど悪魔とのコミュニケーションは最高です。

序盤を遊んでいる時に描いたカハク。カハクいいよね~。

最後までプレイして一番惚れてしまった悪魔は、クロト様でした。さ、最高。ドS美女悪魔最高…


●ストーリーはどうだった?

人間同士、対話してくれ。

全体的に、人間同士のディスコミュニケーションが生んだ悲劇だと思いました。悪魔より人間のほうが恐ろしく、そして愚かだ。

冒頭で本当に東京が滅んだ。ちょっと滅びすぎでしょ!!!

担任の先生のお見舞いにお邪魔した病院の奥部屋。表情筋が死んでいる謎の男に襲われたところを先生に助けられ…よくわからんうちに東京が爆発して砂漠化。大地は内球状に変形し、人類は自分と他数名を残し絶滅。廃墟と化したビル街には思念体となった元人間と悪魔達がはびこるようになる…

そして、主人公たる自分は、人の心を持ちながら悪魔の力をその身に宿す「人修羅」となった。

…とんでもないあらすじですね!!理不尽すぎる。流されるままに戦う運命から逃れられない、清々しいまでの壊滅っぷりは最高にクールだと思いました。滅んだ東京の景観、最高ですね~。治安が悪いのもゾクゾクする。

なし崩し的に悪魔達と戦い、泥から生まれる奴隷人形達を助けたり、唯一生き残った友達二人と「時々」コミュニケーションを取りながら、悪魔達の勢力争いに巻き込まれていく。

この悪魔達の戦争と友達二人の関係が本当に最悪で最高でした。

そもそも東京が滅ぶ前、担任の先生のお見舞いに来ていた男友達と女友達との会話。あんまり仲良くないんですよね。シチュエーションや男女比はペルソナ4のおれ・陽介・千枝ちゃんとかなり近いハズなのに、爽やかさがまったくない…!男友達は担任の先生の気を引きたくて主人公へのアタリ方が微妙な感じだし、女友達は自分の好き勝手な言動を繰り返すし。

名前入力も出来るし、なんだかんだ友達だし話が進むにつれて心強い仲間になってくれるのかな~とか思ってたんですが全然そんなことありませんでしたね。みんな人生ソロプレイ!身を寄せ合って生きるという発想が微塵も無いあたり、本当に困惑しました。なんなんだマジで!

生き残った人たち全員が団体行動下手クソ世界選手権優勝候補で、集団行動していたとしても発狂モノの最悪な世界にいるのに、戦う力がなくてもバラバラに一人旅をしつづけるもんだから本当に、自分たちの手でチャクチャクと最悪のシナリオを作っていく。

そして男友達は心を閉ざし、女友達は暴力に目覚めてしまう。…マジで最悪!!!どんどん友達が人間じゃなくなっていく。

友達との決別はそのまま悪魔同士の戦争と結びつき、おれは友達二人と表情筋が死んでいる謎の男をしばきたおす事になりました。

多分、この3人の誰かに同調していれば味方になってくれて、望むコトワリ通りの世界を作るために手を取り合うことが出来たんだと思う。だけど、それはちょっと遠慮したかった。どの勢力も主張が極端すぎるとしか思えなかったので…

・孤独と個を尊重することはおれも大切だと思う。だけど、人類層引きこもり社会はゴメンだ。だからムスビとは手を組まない。
・競争がより良い社会のために必要なことはおれにもわかる。だけど、強者のみが生き残る暴力社会は遠慮したい。だからヨスガとは手を組まない。
・人類が個を持つ故に破壊と混沌が生まれることはおれも事実だと思う。だけど、すべての多様性を廃した世界はただの滅びだ。だからシジマとは手を組まない。

全部やり過ぎで、行き過ぎなんですよね。3つの考え方のバランスがちょうどよければ一番いいのに…もうちょっと対話出来たらよかったのに…そうできないから人類ごと滅んだのかもしれないけれど、であれば、なおさら。

思いのままに問いかけに応え、戦い続けた結果訪れたエンディングは青い空でした。

けれど、それを見て思ったのは、「結局は問題の先送りだったかもしれないな」ということ。ここから先は人間の心を捨てなかった君次第だよ、と、天に言われているかのよう。エンディングはセリフがかなり少ない作りで、具体的に多くを語らない演出が良かったですね。多分、どの選択肢をとっても欠けのないエンドはなかったと思います。東京が元に戻れば、マネカタ達ごとなかったことになるワケだし…

…おれの選択肢が間違いだったとも思わないんですけどね。東京受胎後の街は、人の心には辛すぎる。悪魔に徹して生きるほうが、よっぽどラクで賢かったかもしれない。


●バトルはちょーきもちいーーーーー

弱点をつくと追加行動権ゲット。かわされたり無効(吸収・反射)にされると行動権剥奪。ペルソナシリーズで経験していたのでコツを掴むのはそう難しくなかったんですが、真Ⅲ独特の気持ちよさがありますね。

倒せる時は一方的、でも死ぬときは一瞬。戦闘バランスの良さは噂に違わぬところで、通常戦闘ですら異様に楽しい。ラスボス手前でずっとレベリングしていたくなりました。本当に戦うだけで気持ちいい!!!

あとRPGにおいてはバフをモリモリして戦うのが大好きなので、真Ⅲのカジャクンダの仕組みはかなり好きでした。どの魔法も全体にかかるし。相手も対抗してくるし。弱点要素とバフデバフの駆け引きに四苦八苦するのがすごく楽しい。気持ちよく頭を使える感じは病みつきになると思いました。

他タイトルの例にもれず、ランダマイザの万能感たるや。アイツから変化すると思っていなかったウリエルは特に思い入れ深い悪魔になりました。めちゃくちゃ強くなるやんコイツ!


●そんな感じでした。

まだ遊んでいない要素が結構あるっぽいんですが、とりあえず東京を救うことが出来たので、次の積みゲーに移りたいと思います。

女神転生Ⅲ、良かったぜ!!! 次は…サクナヒメかな…!



あとアサクサパズルだけは許しません。絶対に。



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