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Jリーグ 2022シーズン 第34節 アウェイ 川崎フロンターレ VS FC東京戦

3連覇をかけた2022シーズンも最終節を迎えました。
勝ち点2差、横浜マリノスが負けて、川崎フロンターレが勝利した時のみ優勝となる大一番です。
残り4試合で勝ち点8差からこの状況を作り出したチームに感謝と彼らに大きなご褒美を与えてほしとフットボールの神様にお願いせずにはいられません。

気持ちも昂り、2時間前にスタジアムに到着。
アウェイゴール裏からメインのアウェイ側は、川崎フロンターレサポーターが乗り込み川崎フロンターレカラーの水色で埋め尽くします。
この一戦にかけるサポーターの思い、鬼木監督・キャプテン谷口のホーム最終戦のセレモニーの呼びかけに応え、アウェイにも関わらずホームのような素晴らしい雰囲気を作り出しました。
ルヴァン決勝を2試合観戦していますが、等々力競技場以外で今日サポーターが作り出したチームを後押しする一体感は今ままで一番です。
またこのエリアをアウェイチームに提供してくれたFC東京には感謝です。
日本でも世界のダービーマッチのような雰囲気が出せる。
これが日常になればJリーグの価値が高まり、現役ワールドクラスの選手が集まるようなアジアNo1リーグとしてヨーロッパにも負けないサッカー文化を築けるのではないかと思いました。

スタメンは、前節と変わらずキックオフです。
システムは、どちらのチームも4−3−3。 
試合序盤は、同じシステムのためお互いにプレッシャーを掛け合い落ち着かない展開が5分以上続きます。前半7分頃から川崎フロンターレがボールを握るシーンが増えてきて落ち着いてゲームをコントロールします。
前半19分エリアの外から脇坂がミドルシュートを決めて先制します。
この先制点はとてもチームに勇気を与えてくれたと思います。

行けるぞと!!

しかしその12分後の前半29分、フットボールの神様は意地悪ですね。
スルーパスに抜け出したアダウィトンをソンリョンがエリア外が倒してしまい、一発レッドで退場です。
残りロスタイムを入れて70分を10人になってしまいました。
ただこのプレーは退場で仕方ないと思いますが、この退場につながったその前の橘田が倒されたシーンを見逃す主審とVARは何を見ていたのかレベルが低すぎて呆れます。
この試合以外でも今回担当した山本主審は、過去に何度も物議を醸した試合があり正直この試合を任せるに値しないと思いました。この辺りは試合がもつ価値を含めて人選していただきたいです。
登里を下げて丹野が入ります。
前半防戦一方でひたすら耐えて1−0をキープしたまま後半を迎えます。

後半脇坂を車屋に替えてディフェンスラインを整えます。
しかし後半開始早々にアダウィトンに決められて同点です。
10人でどこまで凌げるのかと考えていたところ同点となりかなり凹むところですがチームもサポーターも誰1人諦めず気持ちを切らすことなく戦い続けます。

後半14分に小林を知念に、シミッチを大島に替えて10人でもボールにアタックできる陣容に変更します。
この采配が見事にハマります。
その2分後、後半16分橘田が長い距離を走ってインターセプトし溢れたボールを相手ペナルティーエリア付近で再度森重からボールを奪い、マルシーニョへ折り返して勝ち越します!!
10人と思えないサッカーってメンタルのスポーツなんだなと改めて感じました。
その後ディフェンスのラインを整えてマルシーニョのカウンターを起点としてゲームを進めます。

後半29分、10人となり空いたサイドのスペースを突かれて追いつかれます。
でも諦めません。わずかその1分後車屋のクロスを相手DFのオウンゴールを誘い
3−2で逆転!! 10人で3点もとるチームは見たことありません。

逆転後、後半35分マルシーニョを山村に代えて来週ラインを5バックにして逃げ切りをはかります。
ディフェンスラインだけ見ると点数が取れそうにない豪華な布陣です。
山根・ジェジエウ・山村・谷口・車屋 
のこりロスタイムを入れて15分守り切れるのかもう祈るばかりです。
いつもの川崎フロンターレなら余裕がなくなり逃げ切れないのですが、5バックに変更したことがハマります。
後ろが安定することで1人少なくなったサイドを突いて攻撃するFC東京の攻め手が無くなり、知念と家長を中心にボールをキープして今までにないゲーム終盤にゲームコントロールして勝利。
しかし無情にも横浜マリノスが勝利して3連覇の夢が終わってしまいました。。。
ただこの試合で10人になっても選手たちが見せてくれた諦めない姿、そして絶対に勝って優勝するというこの姿は感動しました。
フットボールの神様が微笑んでくれれば伝説の3連覇となったかと思うと悔しいです。
また来年からチャレンジしていきたいですね。

ピックアッププレイヤー
脇坂
絶対に勝ちが必要な試合でチームを勇気づける先制点
このゴールが来年への飛躍として期待したいですね。

マルシーニョ
10人になってから、彼のカウンターがあったから防戦一方でも耐えれたと思います。
貴重な追加点もチームに勇気を与えてくれました。

橘田
今日私の中ではマンオブマッチです。
10人になってから彼の運動量がチームを救いました。
2点目のインターセプトは、彼のインターセプトから始まりかつ彼が森重からボールを奪ってアシストしています。
10人になったことが彼の運動量をいかした守備力を際立たせてチームにかなり貢献していました。

鬼木監督
この試合で覚醒したのかと思うほど采配が冴えていました。
今年は、なかなかメンバーが揃わず戦術の幅が広がらず色々な批判もありましたが
知念と大島を投入して勝ち越し、山村を入れて最後試合を締める。
狙った采配がことごとくハマりました。
来年シーズンも続投するとの報道もあり、戦術・采配のレベルをもう1つ2つ上げて4冠に導いてほしいです。

味の素スタジアムに集ったサポーター・テレビ・DZANで応援してくれたサポーター
サポーターも含めて川崎フロンターレというチームであること、
本当に素晴らしい一体感でした。
きっと10人になっても今日のような試合を勝てたことは間違いなく選手の力になっていたと思います。
この試合に私も参加できて手のひらが痛くて仕方がありません。

審判 山本主審
発表された時嫌な予感がしましたが、的中しました。
退場前のファールを見逃す、VARも同様ですが。なんのためのVARだよって感じです。本文にも記載しました、ゲームカードに応じて人選してほしいです。

最後に横浜マリノスの皆様 優勝おめでとうございます。
最多得点、最小失点 優勝にふさわしいチームであったと思います。
ただ来年は必ず奪還します。
2017年の初優勝から毎年タイトルを取り続けて成長し続けてきたこのチームが、
この悔しいシーズンで得たものはまた違った意味でのチームの成長を促してくれると思います。
また今日の試合で見せた選手たちの姿がさらに成長して来シーズンに繋げてくれると期待せずにはいられません。
あらためて今シーズンの振り返りはまた機会にしたいと思います。
2022シーズンも今日まで楽しみを与えてくれたチームに感謝しかありません。
本当にありがとうございました。

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