海が見たいと急に思い立った日に・・

「磯浜灯柱」旧大洗岬灯台

海が見たいと急に思い立った一昨々日、大洗へ。

コロナ禍の中、予想通り海に隣接する駐車場は全て閉鎖されてたので、「大洗ホテル」に程近い、県道２号から浜辺へと簡単に出られる、知る人ぞ知る抜け道から平太郎浜へ出て、珍しく穏やかな海を、ひと時たのしむことが出来ました。

ところで、この浜の目前には、白い灯台がありました。 今は役目を果たして、「灯柱」と呼ばれ景観スポットとなっているようです。

縦に長い長方形の建物の上に円柱が立ち、頂上部にサーチライト。壁も梯子も長年の風雨に晒され、かなり錆びついていました。

ネット情報によると、1949年12月に初点灯。1952年３月に改築されて、名称を大洗岬灯台と変更。1984年12月廃止とあるので、さすがに光源はないものの今でも立派に通用しそうな姿でした。

灯台は、長く地元漁業関係者の操業時の目標物となってきたが、その役割を終え、2005年に国から大洗町へ払い下げられたのだそうです。その後、取り壊しの話があったようですが、大洗町や灯台の目の前に立つ「大洗ホテル」が保存を呼びかけ、観光灯台として遺されることになったとのことでした。

ごつごつとした岩を土台に、小粒ながら凛として、今なお波打際に立つその姿は、何故かひとを惹きつけるチカラのようなものがありました。