#5 寮の洗濯事情

今日、こちらの生活1週間目にして、初めて洗濯をした。
服は夏服、冬服を3日分しか持ってきていないので、どうにか1週間持たせた。

新しい環境に出ると、必ず新しい家電や生活方法に出会うが、そういうときちょっと様子を見たい。

大学1年生で初めての一人暮らしを始めたとき、共同の洗濯機(コインランドリー風)の使い方の表示を見ずにお金と服を入れ、「あれ、これどう使うんだ?」とちょっとの間首をかしげていたら洗濯機はガコーンガコーンと動き始め、どうしようかと思っていたところ「なぜ使い他の説明書きを読んでから始めないんだ!!」と遊びに来ていた姉から怒られたこともあったが、そのときは勢いだった。まあやってみよう、とボンボーンと双方ぶっ込んだところで突然横からしかられたのだから、私にとっては姉のおしかりの方がアクシデントのようなものだった。

だが、海外生活となると私の気持ちもボンボーンではないようだった。
洗濯機と乾燥機が上下につながっており、中央に両方のボタンが集まっているちょっとわかりにくい表示。乾燥機の電源を付けたらでで来る「99」のライト。え、なにこれ、わたし後ライフ99?洗濯ライフ?洗濯でこんな数字見たことないよ?なに99って???

私の知っている洗濯機は洗浄に30~45分、乾燥に30~60分ほどかかる。
だからそれ以上の表示を見たことがなかった。

こいつ、、、、99、、だと?!

なんだか強そうな数字を出され、すこし負けた気持ちになった。
本当は3日目くらいに洗濯をしたかったが、少し時間をおいた。

その後スーパーに行き、洗剤を買った。
そして、もう一度洗濯場へ行った。

今日は2度目の対面。だが今日の私にはウールワースで通常の半額で仕入れたアタック2Lがついている。いけそうな気がしてきた。

実際に洗濯機を回してみると、ほとんど問題が無かった。
強いて言うなら洗濯物が結構ぬれたままだということくらい。
日本の洗濯機は脱水までしてくれているんだということに改めて感謝の意を表したい。

気になる乾燥機だが、やはり99だった。
乾燥に99分。
もう、そこまで行ったら3桁用意しろよ、というか99はかけ過ぎやろ。
と思ったが、スローライフ派の乾燥機はしっかり時間をかけて、さらに生乾きのまま仕事を終えていた。追加で40分ほどかけたらしっかり乾いたので、ここでは洗濯は時間をかけてやるものだということを学んだ。

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