ザ・ブックオブヘンリー 2020.6.7

たまたまNetflixで出てきた映画。
少年とかわいらしいイラストに惹かれ、なんとなく見始める。

物語の序盤は、11歳で天才のヘンリーが中心に話が進む。
シングルマザーのナオミワッツ演じる母親スーザンに
メガネをかけ、同級生にいじめられ、兄を頼りにするピーター。
そして、隣の家にすむ女の子クリスティーナ。

ヘンリーは、虐待にあっている女の子を助けようと動くも
クリスティーナの義理の父が警察官のため、取り合ってくれない。
ヘンリーには森の中に実験室があり、ノートを携えて、
ダムやら銃の販売店などを回る。
そんなヘンリーが母親と弟とスーパーマーケットで買い物をしている時に
暴力的になる男性を見て、仲裁に入ろうとするヘンリー。
母親は関わらないようにといい、その場を離れる。

家に帰って、暴力よりも悪いものがある
それは無関心だとヘンリー。

そして突然、夜にヘンリーが発作を起こし、救急車で運ばれ、
頭の中に腫瘍があることがわかる。

観客である私は「え、いきなりそういう展開なの!」と
急な展開についていけなくなる。

ヘンリーは弟のピーターに自分がいなくなったら、
母親に赤いノートを渡すように伝える。

このあたりからピーターの存在感が出てくる。
演技力が凄すぎて、展開についていけてないのだが、号泣。

そしてヘンリーは亡くなってしまう。

ヘンリーが亡くなって、悲しみにくれる母。
それを慰めるピーター。可愛すぎる。

ピーターはある日、赤いノートのことを思い出し、
母親にそのノートを渡す。
そこには、隣人でクリスティーナに虐待をしている
父を殺害するよう書いてある。

最初は、ヘンリーのプランを否定するスーザンだが、
虐待の様子を見てしまい、行動に移すことを決意する。

ヘンリーはテープに全てのステップを録音しており、
スーザンはそれに従い、ATMでお金をおろし、
銃を手に入れ、射撃の練習をする。

そして、発表会の日、殺害の決行日である。
ピーターを学校に送り届けたスーザンは、
急いで家に帰り、隣人を狙う。
このあたり、かなり手に汗握る演出。
いよいよというところで引き金を弾いたスーザン。
緊張からかボールに触れてしまう。
息を潜め、引き金をさらに弾いた瞬間。
先ほど転がった玉が反応して、
子供たちの写真が出てくる。
それを見て、思いとどまるスーザン。

一方、学校ではクリスティーナがバレエを踊り、
その悲しみの表情から校長先生が虐待を受けていることを悟る。

アリバイ造りのために急いで学校に戻るスーザン。
それとすれ違いにパトカーが。

舞台上では、ピーターがヘンリーに教えてもらった方法で
魔法をかける。拍手で沸く会場にスーザンが現れ、
ピーターを抱きしめる。

ここでもピーターが可愛すぎる。

終演後、学校に現れるパトカー。
そこで、隣人が拳銃で自殺しかたことを聞かされる。
クリスティーナを抱きしめるスーザン。

そして、いつの間にかクリスティーナの親権が
スーザンに譲与され、スーザン、ピーター、クリスティーナの3人の暮らしが始まる。

展開の速さについていけなくなるが、
映画の3分の2はピーターの演技とその可愛さに癒される。

サスペンス、ヒューマンドラマ、コメディ、いろいろな要素がいろんなタイミングで現れ、
とっても忙しいが、気づくと涙し、笑っている。そんな映画だ。

ピーター役のジェイコブ・トレンブレイ君に大注目。

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