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Ichica Story #9話 【自身の影と共に駆ける社会編】
「自分自身と自身の影」
新卒で入社した会社では1年目、仕事、人脈、夢とにかく何でも、まっすぐに進んでいった、もちろん上手くいかないこともたくさんあったけれど、それでも夢中になって駆け続けていた、前向きな光り輝く自身と共に影の自分がどんどん大きくなっていることにも気づかないままに
「いくつもの影からの声」
気が付けば、いくつもの声が私を襲うようになっていた
「どうしてそんなこともできないの?」「どうしてこんなに時間を使ってしまったの?」「どうして落としてしまったの?」「どうして生きているの?」「どうして?」「どうして?」「どうして?」
過去の傷から立ち上がり、さらに社会を駆けて鋭く磨かれた強い想いをもって駆けることは、同時に大きな傷を負いながら駆けることなのだと知った、それでも影に負けないように、私は毎日、影と戦い続けながら駆け続ける。
「限られた時間の中での影との戦い」
どんな人にも平等に与えられる限られた時間の中で各目的に沿った日々の行動の中で何度も自身の影と戦いながら駆け続ける、それはどんどんエスカレートして影はどんどん大きくなり傷は広がって
気が付けば数百人に一人しかならないような病になっていた
そして私は再び数年前とは比べものにならないほどの大きな影を抱えながら
真っ暗で何も見えない世界をただ一人で駆け続ける
『真っ暗で何も見えない孤独な旅路編に続く』
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