太陽の偉大さが身に染みる雪国暮らし
今日は久しぶりに太陽が顔を出した。
西会津の冬の朝は曇りが多い。
そもそも曇りや雪の日が多いけれど、日中晴れる日だとしても、朝は霧がかっていて、朝日を見れることなんてそうそうにない。
今日は早朝は晴れたり曇ったり、冷たい風が強く吹き、雲が早くて嵐みたいな天気だった。
でもだんだんと穏やかに晴れてきた。
晴れた隙を狙って、閉めていた雨戸を全開にし、
部屋の中に太陽の光を取り込む。
今シーズン雪囲いを取り付け忘れた我が家は、
雨戸を閉めることで跳ね返りの雪対策をしている。
おかげで日中も部屋が薄暗い。
ひさしぶりに部屋が明るくなった気がした。
雨戸を開けたついでに、空気を入れ替える。
太陽が出るといくぶん暖かく感じるので
窓を開けるのも苦ではない。
今のうちに洗濯物を干そう!と思い立って
すかさず洗濯機を回す。
雪国の冬は寒くて日照時間が短いので、
なかなか洗濯物が乾かない。
コインランドリーに行くことも多いけど、
できれば太陽の力で乾かしたい。無料だし。
洗濯機を回しているうちに掃除機もかけてしまおう!
と思って掃除機をひっぱってくる。
猫が来てから猫の毛とトイレ砂の飛び散りで
部屋が汚くなるスピードが早い。
できれば毎日掃除機をかけたいくらいだが、
寒いと掃除をするのも腰が重くなってしまうので
無理はせず気持ちがのったときにしている。
あまり使わない部屋の隅に、届いた荷物の段ボールが放ってあったので、ちゃんと整理してまとめようと思って部屋に入ったら、猫の餌が床に散らばっていた。
荷物の中に猫の餌があったので、
たぶんそこから引っ張り出してきて袋を食いちぎって食べた、お腹を空かせたいたずら猫がいたのだろう。
一瞬ちょっと萎えた気持ちをなんとか持ち直して
餌を片付ける。そして段ボールもまとめる。
ここまでやって、とても清々しい気持ちになる。
掃除と片付けって最高だなあ。
心が健やかになる。
きれいになった部屋の窓からは
太陽の光が差していてあたたかい。
ちゃぶ台を窓辺に持ってきてそこでちょっと作業する。
チャイを淹れて朝ごはんがわりに飲む。
作業がはかどる。
朝から太陽が出るだけでこんなにもうれしくて
体がサクサク動いて清々しい気持ちにもなれるなんて
いやぁ、太陽はすごいなあ。
窓を少し開けたままストーブなしで窓辺で作業していてもぜんぜん寒くない。むしろストーブよりあったかい。
建築家の友達によると、
だそう。
それはあったかいわけだ。
最高にecoな暖房である。
そのあと青空も見えてきたので、
そのまま外に出て30分くらい散歩した。
歩いていたら、わたしと同じように、
晴れたから散歩している集落のおじいちゃんおばあちゃん数人とすれ違った。みんな外に出たくなるよね。
「今日は晴れてあったかいですね〜(笑顔)」って言って、この嬉しさを共有しようかと迷ったけど、
「こんにちは〜(笑顔)」まででとどめてしまった。
もしまた晴れた日に誰かとすれ違うことがあったら次は言ってみようと思う。
朝、太陽が出ているとこんなにも気分がいいのだな。
天気と心は連動している。
朝起きて日が差していて、鳥が鳴いていて、
さあ今日もたのしみだ!とスッと起きれる朝が理想。
そんな朝にまた出会えることを楽しみに、
今日も猫湯たんぽと布団に入る。
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