反ワクチンの多い共和党員の超過死亡率が民主党員より高いという調査結果
アメリカのNATIONAL BUREAU OF ECONOMIC RESEARCHが先月公開した「EXCESS DEATH RATES FOR REPUBLICANS AND DEMOCRATS DURING THE COVID-19 PANDEMIC」（https://www.nber.org/papers/w30512）で、共和党員の超過死亡率が民主党員よりも高いことが明らかになった。
ここでも何度かご紹介したように共和党員には陰謀論などを信じる人が大きく、反ワクチン論者もいる。ワクチン接種をしないことで、超過死亡率が高くなっている可能性が高いのだ。下のグラフが如実にそれを示している。ワクチン登場後、じょじょに共和党と民主党の差が広がっているのがわかる。支持政党が生死に影響するわけだ。ワクチン接種率は民主党議員の92％に対し、共和党議員では56％で、超過死亡率は共和党が76%も高かった。
「コロナは政治的イベント」を地で行くようなことになった。このことを取り上げたIntercept_誌（2022年10月10日、https://theintercept.com/2022/10/10/covid-republican-democrat-deaths/）では共和党が各地でマスクやワクチンに反対していたことを紹介している。
共和党は反ワクチンの多いQAnonや白人至上主義者とも近しい関係にあるが、自然淘汰（誤用）という危機に直面している。
世界のコロナ・ワーストグループ入りした日本も他人事ではない。「コロナは政治的イベント」なのだから、改善の余地はいくらでもある。
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関連書籍
『誰が日本のコロナ禍を悪化させたのか？』（牧田寛、扶桑社、2021年8月18日）https://note.com/ichi_twnovel/n/nee3a347331cf
『新型コロナ対応・民間臨時調査会 調査・検証報告書』（ディスカヴァー・トゥエンティワン）
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