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民主主義の現在

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民主主義に関する資料や記事などを紹介します
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#ロシア

民主主義の現在 民主主義を知るための本

たまには時間を見つけて「民主主義」について考えてみてはいかがでしょう? それぞれの本はAma…

生成AIの構造的欠陥がもたらす誤・偽情報の拡散

NewsGuardが発見したトップ10の生成AIが32%の確率でロシアの誤・偽情報サイトの情報を提示し…

失敗しても成功? ヨーロッパの亀裂につけ込む中露

EU議会選挙を控えてヨーロッパ全域で中露の工作への警戒が強まっている。多くの国は深刻な国内…

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気になった論文や記事2024年5月3日

4月27日から5月3日の間で気になった論文や記事を簡単に紹介。なお、私が先週気づいたというこ…

ロシアによる情報ロンダリングをEast Stratcomが分析、レポート

024年5月1日(WEBには5月1日、PDFには4月と記載)、East Stratcom Task Forceの運営するEUvsDi…

国内が崩壊しつつあるのはアメリカだけではない ISDのイギリス国内過激派レポート

ISDが2024年4月26日に、イギリスが直面している過激派、ヘイトグループ、海外からの干渉の脅威…

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ロシア影響工作には効果があるのか? 論文からわかる答え

デジタル影響工作が人間の行動に与える影響については科学的に検証され、答えが出ているわけではない。では、なぜこれほど騒ぎになっているかといえば攻撃が可視化されているからである。攻撃されているのが国民にわかる状態である以上、対策を行わないわけにはいかないためだろう。しかし、ニュースで取り上げたり、対策を大々的に行うことは警戒主義に陥る可能性が高い。 実際、効果についての検証を行った論文のひとつは、直接の効果は検証できなかったものの、二次効果の可能性に言及している。2016年のアメ

ステージが変わったアメリカのデジタル影響工作 主役は中露イランではなく国内アクタ…

●概要アメリカのデジタル影響工作が変化している。予想された当然の変化だが、ここまで無策だ…

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中露イランがアメリカ大統領選に対するデジタル影響工作に注力というMSのレポートはち…

マイクロソフト社は2024年4月17日、「Nation-states engage in US-focused influence operatio…

ロシアの影響工作をチェコ保安情報庁が暴いたのはEU議会選挙対策?

先だってチェコがロシアの影響工作を暴いたニュースが流れた。このnoteではこうした影響工作に…

アメリカ・インテリジェンス・コミュニティ2024脅威レポートを読んだ

「ANNUAL THREAT ASSESSMENT OF THE U.S. INTELLIGENCE COMMUNITY」(2024年3月11日、 https:/…

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ロシアの1世紀におよぶ反ユダヤ・プロパガンダ アメリカ国務省スペシャル・レポート

アメリカ国務省のスペシャル・レポートが2024年1月26日に公開された。「GEC Special Report: M…

2011年から2022年の127件の影響力活動を調査したプリンストン大学Online Political In…

プリンストン大学が定期的に行っているデジタル影響工作に関する今年の結果をまだ書いていなか…

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ニジェールのクーデターが示す最後の地政学的崩壊要因

ニジェールでクーデターが起きた。多くの日本人はほとんど関心を持たないと思う。しかし、これは最後の地政学的崩壊要因が現実になっていることを如実に示している。現在、世界は気候変動、水不足、資源不足、疫病、難民増加に直面し、これらはしばらくは悪化し続けることが明らかだ。さらに危険な崩壊要因は、経済発展なき人口増加の国の増加である。過去、多くの場合、人口増加と経済発展はセットになることが多かった。しかし、今はそうではない。人口は増加しているのに経済は成長していない。その結果、国内は不