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MCTオイルを知ろう


こんにちは!
心と体の声を聞くセラピストの一柳成美です。

夏になると、ダイエットという言葉をよく聞くようになります。やっぱりダイエットというと脂質を控える人も多いと思います。先日、診た患者さんから「MCTオイル」ってどうなの?という質問を受けました。
またMCTオイルと共に、ケトジェニックダイエット(糖質制限ダイエット)が注目されています。でもダイエットにオイル?どのように取り入れるのはどうしたらよいの?と、よくわからない人も多いはず。そこで今回は、MCTオイルついてお話しします。


MCTオイルの基礎知識
中鎖脂肪酸100%の油のことをMCT(Medium Chain Triglyceride)といいます。話題のココナッツオイルには、約60%の中鎖脂肪酸が含まれています。MCTは、一般的な油よりもすばやく消化・吸収され、すぐにエネルギーになりやすいという特長があり、医療現場・スポーツ分野における栄養補給や、生活習慣病予防など、様々なシーン活用されています。


①MCT=中鎖脂肪酸油は分子の長さがコンパクト

 油の特性は、油の主成分である「脂肪酸」の種類や並び方によって異なります。
脂肪酸を「長さ」によって分類すると、キャノーラ油、オリーブオイルやラードなどの一般的な油脂のほとんどに含まれる「長鎖脂肪酸」でありその約半分の長さが「中鎖脂肪酸」と呼ばれています。半分だからこそ、一般的な油脂とは性質に大きな違いが出ます。


②消化・吸収・分解が早い

長鎖脂肪酸は小腸で消化吸収後、リンパ管や血管を通って脂肪組織や筋肉、肝臓に運ばれて必要に応じて分解、貯蔵されます
それに対し、中鎖脂肪酸は小腸から門脈を経由して直接肝臓に入り、分解されるので消化吸収の経路が短いので、効率よく分解されます。

 

③素早くエネルギーになりやすい

先ほどの説明の通り、消化・吸収後の経路が異なるため、MCTは、一般的な油に比べて、約4倍も速く分解され、短時間でエネルギーになることが特長です

以上のことから、MCTは、一般的な油よりもすばやく消化・吸収され、すぐにエネルギーになりやすいという特長があるため、医療現場・スポーツ分野における栄養補給や、生活習慣病予防など、様々なシーン活用されています。

次回はMCTオイルをどのように活用したらいいのかなどをお話しします!
最後まで読んで下さりありがとうございます。
次回も読んでいただけると嬉しいです(^^)

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