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【日記】参観日は貴重な一日

本日はGW前半の初日!
テレビでは朝から渋滞情報が流れていました。

しかぁ〜し!我が家は子供達の参観日。
しかも親はその後、保護者会とPTA決め。
GWにかけないで欲しいなぁ…と愚痴をこぼしつつも参観しに学校へ向かう。

まずは下の子のクラスから。
授業は国語。
一年生が始まったばかりで、内容も初歩の初歩といったところで平仮名の授業。我が娘の集中力には難ありだが、参観日だから仕方がない部分もあるのだろう。
それでも兄の時よりはマシだから良しとしよう笑

次に上の子。
こちらも国語。
上の子の新しい担任は、ママ友に聞いたところ、すこぶる評判が良くなかった…。
見た目はそんな風には見えないけれど、人は見かけによらない。噂の真偽を自分の目で確かめようといざ出陣。

こちらは授業が始まってしばらくしてから教室に入ったのだけれど
『……え?これは今何をする時間?』
と、困惑していると知り合いのママさんがこっそり教えてくれた。
グループごとに机を合わせてはいるが、各々がノートに書く時間らしい。

『……本当に?この状態で…?』

教室の中は至る所から発せられる大きな話し声で満たされ、席を立ち歩き回る子、図書室で借りた本を読んでいる子…と、ほとんどの子がノートに向き合っていない。
先生はというと、まぁ書き終えていない子に付きっきりで指示をしている。

なるほどね。ほとんどの子がノートを書き終えたが、次の指示がないため、手が空いてしまって好き勝手に過ごしているようだ。
状況は分かった。

でも……コレはマズイよな汗
改めて教室を見回してそう感じた。
ママ友に言われなければ、パッと見、学級崩壊…?!と驚くレベルで騒がしい。
だんだんとクラクラしてきて、下の子の穏やかな雰囲気の教室に避難する。

一つ目の授業が終わった。
次は下の子が算数。
こちらも数字の書き方から始めるようなので、上の子の様子を見に行くことに。

上の子は次は理科。
3年生にして初めて出てきた教科。私の大好きな教科。
先生の噂の確認ももちろんだが、自身の興味も相まって楽しみにしていた。

どうやら今日は植物の種を観察するらしい。
各班に配られた4種類の植物の種のうち好きな2種類を選んで観察して紙に描くようだ。

相変わらず子供達の話し声は大きく、騒がしいとは思ったが…『先生も頑張れ…』こころのなかで応援しつつ見守る。
ウチの子は絵心は皆無だが、こういう観察や実験は好きなので、ウチの子の心配はさほどなかった。
しばらく授業に動きがなさそうなので、同じ学年の他のクラスを廊下からチラッと見てみることにした。
各クラスの先生の名前は、学期スタート時の書類であるクラスだよりで知ったが、名前を見ても分からなかった。
なので、この機会にどんな先生か顔を見るだけのつもりだったのだが、廊下からとはいえ授業の様子は見える。

…ん?同じ理科の授業だったと思ったんだけど違ったかな?

いや、やはり理科の授業だ!
何だこの差は!?

もう一クラスの様子も見て慌てて自分の息子のクラスに戻る。

…やっぱりマズイかも…
思わずそう呟いてしまうほどの差があった。

板書の内容・文字の大きさ、板書以外の機材の使用有無、授業の分かりやすさ(問いかけ方、答えやすさ)、クラスの落ち着き具合…。

先生によってこんなに差が出るのか…!
今まで参観日は自分のクラスしか見てこなかった。だから先生による差は感じたことがなかった。
しかし今日、目の当たりにしてしまった…。
これは厳しい…。

他の2クラスは板書として観察のポイントが箇条書きで書かれており、全体で確認した後にグループごとの観察作業にうつるようだ。投影機も使って何やら写真が映し出されていた。

しかし、ウチのクラスは板書はなく、投影機の使用もなし。口頭の説明のみで、黒板には小さな種のパッケージが磁石で留めてあるのみ。
グループごとの観察作業が始まり騒がしくなった後に、口頭では説明していなかった授業のめあてを先生が静かに黒板に書き始め、植物の名前もパッケージの上に小さく書いただけだった。

観察のポイントは前回までの授業でやったようだが、今回の授業でおさらいなどはされてはおらず、黒板に書いてもいない。
かといって子供達は教科書を出してもおらず、観察用の紙が配られ、書き込むように言われている。
しかしその紙は遠目にも分かるほど余白たっぷりでとても説明書きがあるようには見えなかった…。


3年生から各教科の難易度は上がり、理科と社会、外国語の授業も始まる。
混乱する頭を整理するには板書は必須だと私は思っている。
ただでさえ集中力があるとは言えない年齢の小3の子供達…。ここでの理解度の差はその教科の好き嫌いにも大きく関わってくる可能性があるし、初期段階での遅れや苦手意識は致命的だ…。

学年末にテストをやったら理解度に差がつきそうだ…と思った。
それほどに今日一日の様子を見るだけで親の私は焦りを感じた。

私は以前教師を目指した身。
身体の不調で免許取得は途中で断念してしまったので、偉いことを言えた立場ではないことは重々承知しているが…それでも今日の授業の進め方は小3児童に適しているとは思えなかった。

ウチの息子は男の子。
努力する姿を見せたがらない、なかなかカッコ良い性格の持ち主。
それ故に、家で母親と勉強なんて無理だ…。
そもそも私も家事で手がいっぱいのことが多い…。

だから、ベランダで植物を育てたり、料理を手伝ってもらったりしながら、どうにか学校での勉強や普段の様子につなげて、話を聞き出そうとしているくらい、子供から勉強の話は出ない…。

カッコいいのかもしれないが、非常に厄介だ笑

子供の理解度を確認する方法、もし理解が足りない場合、家でどう対処するかという方法について、早急に案を練らねば…!と危機感をもった1日だった。

参観日、大事!
行って良かった。
百聞は一見にしかず。
ママ友の情報、侮るべからず。
ただし、自分の目で見て判断はすべきだなとも思った。
危機感の感じ方がまるで違う…。

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