見出し画像

小仁聡「新リモート時代の人材育成学 BLENDED LEARNING ブレンディッド・ラーニング」

・本書は、会社と世界をつくり変える学びのデラックスのひとつとして最も注目されている「ブレンディッド・ラーニング」について紹介した1冊。

・ブレンディッド・ラーニングとは、「テクノロジー」「コンテンツ」「教育学」を活用し、オンラインとオフライン、講義、動画視聴、ディスカッションなど、複数の学び方を組み合わせることで社員のパフォーマンスをあげる教育法。

・ブレンディッド・ラーニングがもたらすメリットは、
①「点」を「線」にする学習設計
②効果・効率・コストの最適化
③職場を中心とした学びの文化醸成
④柔軟な学習提供が可能になる
であり、従来のオフラインけんしゅうにに頼っていた企業内学習のデメリットをすべて改善するものである。

・ブレンディッド・ラーニングは、研修で学んだことを「知っている」だけでなく、現場で「できる」ようになるまでをサポートする、つまり「定着とその後の職場での発揮」までしっかり線でつなぐことができるという強みがあり、ブレンディッド・ラーニングを企業研修に応用することは、従来のイベント型研修を、成果につながるジャーニー(旅)型研修へと変えるカギとなる。

・テクノロジーの活用で、「学習効果」「コスト」「効率」の制約から解放される。企業研修をオンライン化することで研修コストは大幅に削減できる。また、オンライン研修・オンライン学習によって効率も上がる。学習理論を応用しながらオンラインの自己学習を行えば、効果担保することが可能となる。トレードオフと思われていた3つの要因を、テクノロジーを活用して効果的にブランドすることで、最適化できる。

・ブレンディッド・ラーニングにおいてブランドする学習の要素は、「メディア」「学習活動」「学習者」「セオリー」「提供手段」の5つ。これらをブレンドすることによって新しい学びを構築し、学習効果を最大化しつつ、パフォーマンス向上につなげていく。

本書では、ブレンディッド・ラーニングの概要の他に、「企業研修のオンライン化の先にあるものとは」「ブレンディッド・ラーニングね学びを成果に結びつけるためには」「テクノロジー・コンテンツ・学習理論のブレンド方法」「ブレンディッド・ラーニングの設計事例」「未来の人材育成はどうあるべきか」など、「勝てる組織」をつくるための新時代の社員教育のノウハウならびに実践例が紹介された内容となっている。

#瞬読アウトプット  #1分書評 #フローラル出版 #ブレンディッドラーニング #オンライン #研修

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?