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森田汐生「あたらしい自分を生きるために―アサーティブなコミュニケーションがあなたを変える」

・本書は、イギリスの精神医療のグループホームでソーシャルワーカーとして働き、イギリスのアサーティブネスの第一人者のもとでアサーティブトレーナーの認定を受け、帰国後はアサーティブ・トレーニングを開始した著者が、よりよい人間関係をつくっていくための方法や理論について解説した1冊。

・アサーティブなコミュニケーションは、自分の気持ちに気づくことから始まる。
・私たちはつい、自分の気持ちよりも相手の気持ちを優先して、相手がどう思うだろうかと考えてしまう。しかし、それだと、「自分がほんとうはどうしたいのかが見えなくなる。
・「私の気持ちは何だろう」。そこが、気持ちの出発点である。

・相手の誘いを自分が断りたいと思ったときに、それができていれば、その相手が避けられるようなことにはならないのだ。そうならないために、自分の気持ちを相手に素直に伝え、お互いそれを認めあえるほうが、よい関係をつくれるのではないかと著者は語る。
※自分の気持ちがわかったときの次のステップについては、本書をお読みください。

・アサーティブネス(積極的な自己主張)を学ぶとは、新しいコミュニケーションの方法を身につけることである。
・アサーティブネスは単なる「ハウツー」ではなく、そこには、これから述べるような四つの柱があり、それに基づいて、自分の行動を決定していくことになる。
・アサーティブネスを支える最初の柱は、「誠実である」ということである。
・誠実とは、自分の気持ちにうそをつかないこと。さらには、「いやなことはいやだと感じていい」「うれしかったらうれしい」「腹がたっているなら腹がたっている」などを自分で認めてよいということで、「自分の気持ちに素直になる」ということである。
・アサーティブネスにおける誠実とは、「どうしたら自分の気持ちに正直になれるだろうか」と考えることから始まるのだ。
※その他の4つの柱(率直であること・対等であること・自己責任をもつこと)の詳細は本書をお読みください。

・本書は、「アサーティブネスに、ようこそ」「アサーティブに伝えるには」「テーマ別に学ぼう『アサーティブな伝え方』」「自分を知り、よりよく生きるために」「次の一歩を踏み出すために」という章で構成されており、
◇アサーティブネスの十ニの権利
◇伝えるときの四つのポイント(ボディランゲージなど)
◇怒りを上手に表現する方法
◇長期の目標設定の方法
など、自分にも相手にも誠実になれるコミュニケーションの理論と方法が解説された内容となっている。

約140ページですが、内容はとてもパワフルで、今後のコミュニケーションの取り方の役に立ちます。

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