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SHOWKO 「感性のある人が習慣にしていること」

・本書は、陶芸家でアーティストである著者が、自分らしく生きるための「心のものさし」である「感性」を養うための習慣について書いた1冊。

・感性のある人=「正解のないことに自分で答えを出せる人」だと著者は考えている。感性は、ただ「センスがいい」という表面的なことではなく、その人の生き方そのものに関係してくる。その感性を高めるのは才能ではなく、習慣なのだ。それには、特別な環境は必要ない。しかも、お金をかけずに今日からできる。それを積み重ねたいくことにより、しだいに養われていく。

・感性を養う習慣とは、
①微妙な違いに反応する「観察する習慣」
②惑うことを知る「整える習慣」
③多角的にものごとを捉える「視点を変える習慣」
④新たな世界を知る「好奇心をもつ習慣」
⑤自分の感覚を信じる「決める習慣」
の5つ。この感性は、日々の暮らしをすこし変えるだけで、しぜんと養われるもの。そして、自分らしく生きるための「ものさし」を手に入れることができる。

感性の養い方①「観察する習慣」
・日々の生活を意識的に過ごし、これまでに目を向けていなかったことを意識して見つめ、日常を解像度高く捉えてみること。しっかり観察することで、世界の情報量は一気に増える。日々のあらゆることを「意識的」に感じる習慣を身につけることで、小さな変化や違和感、魅力に気がつける感受性が高まっていく。これが、感性を養っていくための第一歩となる。
・具体的な方法とは、「「肌の感覚」で気温を当ててみる」「前を向きながら「横の風景」を見てみる」「毎日を「裸足」で生活してみる」など13の習慣が紹介されている。著者は、「観察する習慣こそ、創造につながる究極の力」と語っている。

感性の養い方②「整える習慣」
・毎日を機嫌良く過ごすためにも、雑念のない心でいることを心がけてみること。大切なのは、「ああ、私は悲しんでいるな」「今、迷っているな」と、ネガティブな感情を自覚し、それをいったん受け入れることである。身の回りのモノを減らし、雑然として整理整頓できていなかった場所を整え、自分のモヤモヤした感情や心も整えていく習慣を身につけること。曇りのない目でものごとを捉えると、本質的な選択ができるようになる。
・具体的な方法として、「「財布のなか」を整えてみる」「「つきあう人の数」をしぼってみる」「「お昼ご飯」を抜いてみる」など10の習慣が紹介されている。これらの習慣が、あなたが本来もつ感受性を高め、発揮するための土台をつくってくれる。

・その他にも、「視点を変える習慣」では、「「作者の気持ち」になって作品を見てみる」「言葉を「文字にして」見てみる」「「気持ちよく話す」のをやめてみる」など11の習慣が、「好奇心を持つ習慣」では、「身近なものの「奥深さ」を学んでいる」「季節によって「香水」を変えてみる」「「100年使えるもの」を買ってみる」など9つの習慣が、「決める習慣」では、「「コンプレックス」を克服してみる」「「やらないこと」を決めてみる」「「自分の100年史」を書いてみる」など6つの習慣が紹介されている。

・本書で紹介されている感性の養い方は、誰でもできる簡単なものであるが、感性を養うことは生易しいことではない。感性を養うことは日々の積み重ねであり、命が尽きるまで終わらないもの。自分らしく生きるための「心のものさし」を手に入れたい方は必読です。いつでもすぐできます。

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