見出し画像

【PR】牧野友香子「耳が聞こえなくたって 聴力0の世界で見つけた私らしい生き方」

・本書は、生まれつき重度の聴覚障害があるも、幼稚園から高校まで一般校に通い神戸大学に入学→大学卒業後、一般採用でソニー株式会社に入社→全国の難聴の未就学児の教育支援や親のカウンセリング事業を行い、現在は家族でアメリカに暮らす、という経歴を持つ牧野友香子氏が、自身のこれまでのストーリーを通じて、子育てもキャリアもあきらめない、幸せな生き方について伝えた1冊。

・著者は、生まれた時から、補聴器をつけても、人の声がほぼ聞こえないほど、耳が聞こえない。
・そんな著者の会話は、手話ではなく、「読唇」といって相手の口の動きを読み取って理解し、自分自身の発音でことばを発する「発話」であり、口さえ見えれば会話ができる。
※子ども時代に、仲のいい友だちとのコミュニケーションや、公共交通機関(バスや電車)に乗っていて、ハプニングや怒られたエピソードが収録されているが、詳細は本書をお読みください。

・著者は、大学に入って一番の目標だったのが、北米や、ヨーロッパなど日本から遠い国を、長期で巡ることであった。
・海外に行くための資金調達として、アルバイトを始めようと決意し、「聞こえないこと」をオープンにして、面接に挑んだ。
・バイトに落ちることが多かったが、
◇家庭教師
◇個人経営のパン屋さん
という2つのバイトを経験することができ、タイ旅行から始まり、アメリカ、メキシコ、カナダヨーロッパなどたくさんの国を回った。
・耳が聞こえない上に、英語もできなかったが、筆談などのコミュニケーションなど、自分で工夫をして、トラブルに見舞われつつも、なんとか無事に日本に帰国した。
◇買い物に行っても買いたいものがなかったらどうしよう・・・
◇お金を盗まれたらどうやって日本に帰るの・・・?
などの不安もあったが、実際に一歩踏み出してみたら案外なんとかなり、未知のトラブルに初弾を交えながらも、どうにか対処できた自分に、「やってみたらなんとかなる」という自信がついたそう。
・この原体験が、著者の"挑戦"のハードルを下げてくれたことは間違いないとのこと。そしてこれらの経験が、著者自身の人生において大きな影響を及ぼしている。
※大学卒業後は、第一志望のソニーに就職する。一人暮らしや仕事でのハプニングや珍事件などのやらかしエピソードが紹介されているが、詳細は本書をお読みください。

・本書は、「牧野友香子のざっくりトリセツ」という序章から始まり、「自分中心に世界が回っていた子ども時代」「できないことに傷つき悩んだ思春期」「世界が広がり自分の道を見つけて就職」「聞こえないこと以上に苦しかった子育て」「ありのままの自分を生かそうと決めた起業」「私らしく、しなやかに生きていく」という章で構成されており、
◇苦悩や葛藤を抱えつつも、それらをどのようにして向かい合ってきたのか
◇旦那さんとの馴れ初めから結婚に至るまで
◇2人のお子さん(長女は難病)を育てた著者の子育てエピソードと想い
◇今の会社を立ち上げたきっかけと現在
など、自身の経験やエピソードを通じて、課題や困難がある中でも、「私らしく生きていくとは」について考え、前に進むきっかけをくれる内容が収録されている。

著者は、耳が聞こえないが、
◇山にこもってスノボ三昧
◇一般企業を経て起業
◇結婚して2児の母
◇英語ができないのにアメリカ移住
と耳の聞こえない方のイメージを覆すようなことをされている。
もちろん、著者自身もさまざまな葛藤や苦悩はあったが、それを乗り越えて現在に至る。

「障害があるから何もできない」という思い込みを外すきっかけをくれる本ですので、ご興味ある方はご一読ください。
※本日(7/2)発売の本です!

#PR #瞬読アウトプット #1分書評 #KADOKAWA #デフサポ
Amazonはこちら
https://amzn.to/3VVbdFk

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?