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大西慎也「八方良し"しあわせのかたち"は八角形がちょうどいい」

・本書は、居酒屋→ラーメン屋台→お好み焼き、食堂、たこ焼きなどさまざまな業態を展開し、現在は、株式会社の代表取締役社長として、「社長を育てる」をミッションとし、日々奮闘する著者が、周囲の人間関係に悩む方のために、「幸せな人間関係のつくり方」とは何かについて、運命を変える八つの要素(八角形サイクル)を通じて紹介した1冊。

・人間力、魅力、コミュニケーション力とは、「良好な人間関係を築く力」にほかならない。
□「人間力が高い人」
□「魅力がある人」
□「コミュ力が高い人」
とは、要するに「どんな人とでもうまくやれる人」なのである。
・良い人間関係を築ける人とそうでない人の違いは、「伝える力」あり・なしである。
・周囲の人々に、何かしらの事実や、自分の考え、アドバイスなどを上手に「伝える」ことができれば、人間関係は驚くほど変わる。
・著者が子どものころから人付き合いがうまかったのは、伝えるための努力を人並み以上にしてきたからだ。
・伝えるべき内容を選び、相手の性格に合った言い方で伝えることができれば、相手は必ずこちらに好意を持ってくれる。のみならず、相手に「伝える秘訣」を知ってもらうことで、コミュニティ全体の「伝え力」が底上げされて、誰もが心地よく過ごせる場ができていくのだ。

著者の会社では、経営危機を乗り越えるための業務改善と、人が辞めない会社にするための環境改善を同時に進め、その両方で成果をあげてきた。そのとき著者たちが行っていた行動を分析・整理したのが「八角形サイクル」である。
・八角形サイクルは、
一.現状を分析する
二.目標を立てる
三.勉強する
四.繰り返しやってみる
五.ハラオチさせる
六.人を知る
七.伝える
八.引き寄せる
という八つの要素で構成される。
・このうち核となるのが七番目の「伝える」である。顧客に自社の魅力を伝えることができれば売上が上がり、従業員が必要な情報をうまく伝え合うことができれば
人間関係が改善して定着率が高まる。
・ただし、的確にものごとを伝えるためには相応の下準備が必要。それを体系化したのが八角形のサイクルの一〜六番目で、これらは「伝え力」を高めるためのステップと位置づけることができる。
※一.〜八.の詳細については、本書をお読みください。

・本書は、「「気持ちをラクにする」ために必要な、たった一つのこと」という序章から始まり、「あらゆる悩みは「伝え力」不足が原因」「「伝え力」があれば、ずっと楽しく働ける」「まわすだけで伝え力が高まる「八角形サイクル」」「人に「寄り添う」とは、相手を知るということ」「自分も相手も幸せにする、魅力的な「伝え方」」「幸せな人間関係が生まれる「八角校」のシステム」「著者からのご褒美」で構成されており、「相手との信頼関係は言葉だけではなく、行動でつくられる」「逆境のときこそ「やってみる」ことが大事」「八方に幸せをまきながら成長する「八角形サイクル」「優秀な人は例外なく「寄り添い」が上手」など、魅力ある人間になるための方法(八角形サイクル・人に寄り添う方法・幸せな人間関係のつくり方など)について紹介した内容となっている。また、巻末にはオマケとして、著者の中学の同級生であるレイザーラモンHG(住谷正樹)氏のちょっとしたエピソードも収録されている。

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