北野哲正「フリーランスになって、『こんなはずじゃなかった!』と思ったら読む本」
・本書は、コピーライターとして独立した後、コーチ、コンサルタント、セラピストなどの"コンサル型ビジネスでの独立・起業支援に特化した活動"に主軸を移し、「コンサルタント&新機種を創り出すコンサルタント」として活躍する著者が、場所や時間に縛られず経済的にも自由になれる「オーナーフリーランス」になるためのステップを解説した1冊。
・著者は、フリーランスになった人が「稼ぐことをゴールにする」のはおすすめしていない。そのような「フリーランスのゴール」は、「フリーランスの限界」と同義だからだ。
・フリーランスとして稼ぐためには、できるだけ高単価な仕事を大量に受注しなければならない。しかし、1人でこなす仕事量には限界がある。
・また、元請けが倒産するリスクだって考える必要があるし、時代に合わせてスキルと知識をアップデートしていかなければ、継続的に仕事をもらえない。それらを自身のキャパシティで対応できる範囲が、その人が稼ぐ限界の収入ということになる。
・年収2000万円やそれ以上に稼いでいるフリーランスもいるが、それを継続するためには、時間と心身の健康が必要不可欠。たとえ、強固な意思でもって自身をコントロールできたとしても、結婚、育児、介護……など、否が応にも変化する家族やライフステージに対応しなければならない。
・著者は、目指すフリーランスとして、「オーナーフリーランス」を提案している。
・これは、フリーランスでありながら、経営者でもあるという働き方。自分以外のフリーランスに仕事を発注する仕組みや、最小限の労力で収入を得られる仕組みを持っており、じぶゆじしんが働かなくても自分に向かって入ってくる収入源を確保している。
・自分1人のキャバ以上の仕事を受注し、それを協力してくれるまわりのフリーランスに発注する存在で、仮にとうしても外せない用件があったり、あるいは入院するようなことがあったとしても、自分の代わりに動いてくれる仲間がいるので、食いっぱぐれることもない。すると、結果的に「金持ちフリーランス」になれるのだ。
※「オーナーフリーランス」の詳細は本書をお読みください。
・フリーランスのメリットは、時間を自分でコントロールできること。逆にデメリットはサラリーマンよりも経済的に不安定であることだ。
・本業フリーランスになるための心得のひとつに)フリーランスとしての安定収入」がある。
・基本的な目安としては、副業フリーランスの収入で生活費(家賃・食費・光熱費・税金等の合計)の8割を稼いでいれば、本業フリーランスになってもよいと著者は考えている。
・ただし、1ヶ月の生活費の8割をニ、三度稼げたからといって、勤め先に辞表を出さないこと。
・その月は1ヶ月の生活費の3倍稼げたとしても、翌月から3ヶ月連続して収入がない、ということもフリーランスでは珍しくない。あくまでも、安定的かつ継続的に生活の8割を稼げていることが大切なのだ。
・また、生活費ではないが、フリーランスとして大切なスキルを磨くための自己投資にかかる費用やら資料などの購入費なども忘れてはいけない。
※「著者の考える独立の基準とは」「独立前にしておく大切なこととは」などについても述べられているが、詳細は本書をお読みください。
・本書は、「『こんなはずじゃ…」とならないためのフリーランスの入り口」「食いっぱぐれないための仕事と仲間のつかみ方」「絶対に生き残るためのオーナーフリーランスへの3つの道」「フリーランスが抱える不安からの完全解放」「売上数千万〜数億超え!圧倒的な結果を出すまでの道のり」という章で構成されており、
◇フリーランスに向いている性格とは
◇3つのフリーランスの心得(仕事が途切れないようにするためにはなど)
◇本業フリーランスになるための土台のつくり方(仕事の増やし方など)
◇フリーランスの壁を破る〇〇ビジネスとは
◇オーナーフリーランス5つの事例
など、フリーランスとして生き残るための心得&ノウハウが紹介された内容となっている。
これからフリーランスになることを考えている方、フリーランスになったが「こんなはずじゃなかった!」という方に読んでもらいたい本です。
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