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太田哲ニ「定年後からはじまる生きがいの創造 人生100年時代を生き抜くポジティブ心理学の教え」

・本書は、ポジティブ心理学をベースに、人材開発・組織変革支援の仕事に従事している著者が、定年後の人生を輝いて生きるための「生き方のノウハウ」をポジティブ心理学や著者の経験をベースに書いた1冊。

・ポジティブ心理学=「人が幸せに生きることを教えてくれる心理学」。著者はポジティブ心理学を学び、人生に希望や生きがいを持てるようになった。

・ポジティブ心理学は、「どうすれば定年後の人生において明るく前向きに幸せに活動できるか」ということに関するたくさんのヒントを与えてくれる。まず第一に「自分らしさ」や「自分にしかない尖がったところ」を活かすことが幸せに生きるコツだと教えてくれている。幸せな人は本来の自分の強みを知っていて、それを使っている人なのである。つまり、定年後の時代のプラチナ世代を幸せに生きるコツは、「自分らしい本来の強みを活かしてら知的好奇心にあふれら自由を謳歌し、何か夢中になれるものを追いかけること」だと著者は考えている。
※本書では、ポジティブ心理学の教えとして、先に紹介した「自分らしさ、自分の強みを活かす」以外にも、
□年齢から自由になる
□人と比較することをやめる
などがあるが、詳細については本書をご覧ください。

・世の中を眺めると、現実に四苦八苦があるのは否めない事実だが、一方で四苦八苦を上手に乗り越えて、むしろ前よりも明るくイキイキと暮らしている方もたくさんいる。そういう意味では、困難や逆境を乗り越えることで「自分でもよくやった」という達成感や自己肯定感、充実感が湧いてくると同時に新しい「学び」や「気づき」を得て進化することで、自分の「この世」での使命を果たすことにもつながる。人生に苦しみはつきものだが、実はその苦しみこそ自分を強くし、自分を成長させ進化させるためのものだということがわかったとき、その苦しみをもたらした出来事に対して「ありがたい」という感謝の気持ちが湧いてくる。

・大きな成功のためには苦難や葛藤、逆境体験が必要だといわれている。なぜなら、人生には逆境や修羅場を通さないと見ることができない世界があるから。
※逆境を通して成長し、人生の成功を勝ち取った人の事例が紹介されているが、詳細は本書をご覧ください。

・本書では、「定年後から始まるプラチナ時代」「私たちが地球にやってきた本当の理由」「ポジティブ心理学を活用してプラチナ時代を幸せに生き抜く」「パートナーとのよい関係を築く」「地球という星で機嫌よく生き抜く知恵と処方」という章で構成されており、「人生100年時代を楽しく生きるための秘訣」「ポジティブ心理学の概要と効果」「仲良し夫婦の法則とは」「地球で幸せに生き抜くためのマインドセット」などが紹介された内容となっている。

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