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デザイン研究所「無限の「ひきだし」と「センス」を手に入れる デザインのミカタ」

・本書は、デザイナーからノンデザイナーまでに、役立つデザインポイントをわかりやすく解説し、SNS総フォロワー数47万人以上を誇る、デザインジャンルでは日本最大級(2023年7月時点)のメディアが、さまざまな事例を通じて、デザインの基本である「見る力」と「言語化する力」が学べる1冊である。

・街や部屋、ネットなど世界にはデザインで溢れており、デザインを見る目を養うことができれば、デザインに溢れているこの世界の見え方が変わる。
・著者は美術大学や専門学校も行かず制作会社への就職はおろかデザインのアルバイトの経験もなく、ずっと独学でデザインの勉強を続けた。それでもフリーランスで3年間ら法人にして6年間の合計9年間、デザインの仕事でご飯を食べている。
・それが実現できたのは、日常に溢れるデザインに思考を巡らせ、目に見えるすべてのものをデザインのトレーニング対象として見てきたからである。
※著者が独学でデザインを学んで良かったこと・良くなかったことについても触れられているが、詳細は本書をお読みください。

・まず意識することは、「見る力」を育むスタートである。すると、今まで見えていなかった景色を見ることができる。
・デザインを見る部分の意識を1つ変えるだけで、見える世界がまったく異なり、日常に存在するデザインに気づくことができる。
・そして、見たものを自分の言葉で「言語化」していく。そうすることで、コミュニケーションをとることが可能になり、実践の場でも生かすことができるようになるのだ。
・この「言語化する力」は、デザイン以外の世界でも重要である。
◇(デザイナーの場合)「なぜこのデザインはこの配置なのか…」
◇(料理人の場合)「なぜこのお皿なのか…」
◇(音楽家の場合)「なぜここでこの音を入れたのか…」
など、言語化する力があれば、一つひとつの制作意図を説明することができ、そんな悩みを解決することができるのだ。

・デザインを見て「オシャレだなあ」とか「綺麗だなあ」で終わってしまうのはもったいない。
・「なぜこのデザインにしたのか」「制作者はどんなこだわりがあるのか」と1つの視覚情報から想像を膨らませることで、デザインの見る目を養うことができるのだ。
※「見る力」と「言語化する力」を養うためにどうすればよいのか、どのようなデザインが収録されているのかについては、本書をお読みください。

・本書では、「序章・基礎編・実践編」という3ステップで構成されており、序章では「見る力」と「言語化する力」を解説し、基礎編では5つのカテゴリー(文字・図形・色・背景・レイアウト)ごとのデザインの見方について解説、実践編では基礎編で取得したデザインの見方を、ワーク形式で学び、知識を定着させる、
といった内容となっている。

私はデザインの関係の仕事はしていないのですが、そういった人でも純粋に楽しめる内容となってます。そして、読み終えた時に、スマホを触らずに、日常の景色など自分の目で見るものを少し意識して眺めて、デザインを見る目を養っていきたいと思いました。

デザインに関わる方々も、そうでない方々も楽しめる1冊となってますので、ぜひお手に取ってみてください。

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