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岩崎真宏「野菜は最強のインベストメント(投資)である」

・本書は、医学研究者および病院管理栄養士として生活習慣病治療のための基礎・臨床研究を行い国内外での研究発表と受賞実績を持ち、栄養に関する指導者・教育者育成と活動支援を行う著者が、重要だけども、実はあまり知られていない野菜の重要性と真実について紹介した1冊。

・日本の食生活で、野菜は間違いなく足りていない。野菜不足問題には、大きく分けて、
①量不足
②質不足
③彩不足
の3つの不足要素がある。
・多くの人が、1日350gという推奨量に達していないという「量不足」に着目してしまいがちであるが、野菜を楽しむには、他の2つの不足である「質」と「彩」が大切である。
・野菜を食べない人には、食べない理由が存在しており、その多くの理由は心(メンタル)から生じている。
・野菜を食べる習慣を手に入れるためにもっとも必要なことは、「喜んで、美味しく、進んで野菜を食べること」である。そのためにも、まずは、皆さんの中に巣食う「野菜なんて」という思いから変えていくことが大事である。
※野菜不足問題の3つの不足要素(量不足・質不足・彩不足)の詳細は本書をお読みください。

・昨今の日本は、野菜の価格が高騰している。そこで、本書では、「旬の野菜を買う」ことを推奨している。
・野菜は生き物であり、どの野菜にも旬が存在している。旬の野菜のメリットは、まず安いことである。農林水産省によると、ある年の10月一週目のトマトの値段は、1キロ831円だが、トマトの旬である8月になると、1キロ527円にまで下がっている。
・更に、旬の野菜は「美味しい」。ホウレンソウの場合、冬と夏ではビタミンCの含有量は3倍も違う。栄養満点の時期に食べる野菜の美味しさは圧倒的なのだ。
・野菜の値段を気にするなら、旬の野菜をおすすめしている。旬の野菜は安いしおいしい。このような良いサイクルで野菜を食べることができれば、どんどん野菜を好きになり、もう「野菜は高いから買わない」なんて微塵も思わなくなることだろう。

・本書では、「野菜は最強の投資(インベストメント)である」「さあ、野菜投資を始めよう!」「もう食べずにはいられない!野菜だけがもつスーパー栄養素」「野菜投資にレバレッジをかける」「俺の話を聞いてくれ!」という章で構成されており、「野菜の魅力と食べ方」「実は知らない野菜の真実」「野菜投資が続かない人のための方法」など、これからの時代を生き抜くための野菜の向き合い方について考えるきっかけとなる内容となっている。

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