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ぶっくま「 『知る』を最大化する本の使い方」

・本書は、ネガティブで自信は皆無、コミュ障で口ベタだったが、ある本との出会いで心だけでなく人生の方向が変わり、現在は5億円規模のプロジェクトのプロジェクトマネージャーとして働きながら、年間300冊以上を読破する「学び読書」のスペシャリストの著者が、
◇本の内容が頭に入ってこない
◇なにを読んでいいかわからない
など、普段から読書に関する悩みを抱えている方のために、自身の実体験をもとに、本の選び方、読み方、アウトプット、読書を習慣化する方法とに分け、「読書で自己成長するための方法論」を体系的に示した1冊。
・「本を読むだけの状態」とは、「インプットしただけで自分ではなにも考えていない状態」とも言い換えられる。もしあなたが本からなにかを学んでいきたいのなら、まずは、この状態から抜け出す必要がある。
・なぜ、「読むだけでは不十分」と思うかというと、「知識を得るだけで変化しないから」だ。読書を人生でよりよくしたいなら、本で得た知識により「行動」「思考」「習慣」を変えていく必要がある。
・また、ここで大切になってくるのが「今のあなたにとって必要な本を選び、学んだ上で変化を起こすこと」である。
・「本を読みさえすれば、デキる人になれる」わけではない。読んだ内容を自分に落とし込む努力をする必要がある。
・なので、「本を読んできたけれど、身になっていない」という方は、本の選び方や読み方、その後の行動、つまり知識を活用する力を身につけ、変化していく必要がある。
※著者が読書をはじめた当時の失敗体験についても述べられているが、詳細は本書をお読みください。
・書店に行くときに「偶然を楽しむ」のか、それとも「目的が明確になっている」のかで、選ぶ本が大きく変わってくる。
・書店へふらっと行く行為は「偶然を楽しむ選書」であるが、目標達成に近づけるかはわからない。
・あっと驚く本との出会いにより、人生が変わるキッカケになることもある一方、問題解決や未来に成し遂げるための「テーマを決めての選書」には「なんのために本を読むのか」という視点が重要になる。
・読書は「目的を持って読むのが大事」だが、目的を「本を読む前」に設定するよりも、「本を選ぶ前」に設定した方が目指す位置により到達しやすくなるのだ。
※「いま自分がどの基準で本を選んでいるのか(選ぶべきなのか)」が明確になる3つの方針について述べられているが、詳細は本書をお読みください。
・本書は「落とし穴にハマった経験から学んだ『読書に対する考え方』」「『知る』を最大化する『本の選び方・読み方・アウトプットの仕方・続け方」という章で構成されており、
◇継続してわかった「読書の驚くべき3つの効果」
◇誰でもすぐできる「学びを最大化する」7つの本の選び方
◇紙の本ではできない「Kindle」の4つの使いこなし方
◇本を読む前にどんなアウトプットをするか
◇読書習慣を永続化する7つの行動
◇「スマホ中毒」を逆に利用した読書週間術
といった「本を選ぶ前〜選び方〜本を読む〜アウトプット」という読書に対する考え方から読書習慣化の方法について体系的に学ぶことができる内容となっている。
「本を読むのが苦手だけど、これから読書で人生を変えていきたい」という方はご一読ください。
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