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桑山元「すぐに使える! おもしろい人の「ちょい足し」トーク&雑談術 お笑い芸人・話し方講師の二刀流が教える 56の絶対ウケる法則」

・本書は、損保会社に入社→過労で身体を壊し、3週間入院→会社を退社後、声優養成所を経て、社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」に19年間在籍→「ザ・ニュースペーパー」退団後、お笑い芸人と研修講師の二刀流として活動する著者が、日常会話から、職場の雑談、仕事など、あらゆるシーンで活用できる56の絶対ウケる法則について紹介した1冊。

56の絶対ウケる法則(一部)
①天気の話に頼らない「ニュースの話でアイスブレイク」
・会話の出だし(アイスブレイク)として使える言葉として「木戸に立てかけし衣食住」というものがある。これは、「季節」「道楽(趣味)」「ニュース」「旅」「天気」「家族」「健康」「仕事」「衣服」「食事」「住まい」のそれぞれの頭文字をとったものである。
・ビジネスパーソンがこの中で注目するのは「ニュース」である。ニュースは、こちらがネタを探したり、調べたりしなくても、新聞やテレビ、ネットなどで向こうから情報を提供してくれる。
・多くの人は何らかの形でニュースを見ており、それが「共通の話題」になり得る。
・共通の話題があると、お互いの距離がぐっと縮まるのだ。
※ニュースをアイスブレイクとして扱う際、気をつけなければならない点について記載されているが、その中身は本書をお読みください。

②「ボケ」は才能9割、「ツッコミ」は練習9割
・著者はお笑い芸人の他に、話し方講師もしており、その経歴を聞いた人から、「お笑い芸人のように爆笑がとれる話し方を学びたい」というものがほとんどであった。これは、「ボケ」の部分である。
・そもそも「ボケ」とは、通常の行動や会話の中で、意図的に間違えた言動や違和感のある間を作り出して笑いを誘う役である。
・つまり、ボケは通常の外側にあるもので、普通ではない状態なのだ。予想だにしない突飛な言動だからこそ、つい笑ってしまうのだ。
・これは訓練によってどうにかなるものではなく、人が思いつかないことを思いつく、「天才の領域」であり、センスだと著者は考えている。
・一方のツッコミも、センスが要求されるが、ボケよりハードルが低く、練習によって、ある程度のところまでいけるのだ。
・ツッコミは、「ボケのどこが面白いのか?」を見つけることから始まる。求められるセンスは「面白さを見つけ出すセンス」と「どう伝えるかのセンス」の2つであり、ツッコミ上手な人は、「何気ない相手の言動から、違和感や面白さを見つけ出す」のがうまいのだ。
※ツッコミのトレーニング方法について触れられているが、詳細は本書をお読みください。

・本書は、「あっ、それオイシイ!【芸人流つかみ】の法則」「お笑い芸人的【緊張とのうまい付き合い方】」「神速で相手の懐に飛び込め!【ツッコミ活用法】「好感度が爆上がりの【盛り気味リアクション】」「使いこなすと天下無敵の【超アドリブ力】」「話しながら考える【アジャイルトーク術】」など合計1③章で構成されており、
◇9割スベらない、ぼそっと独り言「つぶやきツッコミ」
◇「0.5秒動きを止めるだけ!「レセプションリアクション」
◇余白の3割で相手を観察する「寄り添いトーク」
◇目指すべきは「羽鳥慎一ポジション」
◇原稿NG。3つだけ覚える!「官僚棒読みトーク」
など、すぐに使うことができ、誰でもマネできるコミュ力をアップする56の絶対ウケる法則が紹介された内容となっている。
・また、本書では、収録されているテクニックを理解できるよう、具体的な事例も豊富で、一部の項目に4コママンガで紹介されている。

私自身が一部、滑舌が弱いところがあるので、簡単滑舌術の「小泉純一郎トーク」や、ツッコミに磨きをかけたいと思いました。あとは、これから会う人たちに私が「ボケ」と「ツッコミ」どっち役の方が合いそうなのかも聞いてみたくなりました(笑)

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