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桐ヶ谷淳一「資格合格逆算メソッド」

・本書は、司法書士・行政書士で、6回目の挑戦で司法書士試験に合格した著者が、働きながらどのようにすれば効率よく勉強できるのかを模索するなどして開発した「逆算メソッド勉強法」について紹介した1冊。

・資格勉強の勉強をするうえで、いちばん大切なことは「合格すること」というシンプルなものが答えである。それも「できるだけ短時間で合格すること」がより大切になる。短期で資格試験に合格すれば、そのぶん早く実務経験を積むことができ、大きな自信にもつながり、自己成長のスピードも早くなるのだ。

・「逆算メソッド勉強法」はその名の通り、「合格」というゴールから逆算して、「自分が今、なにをすべきか」を常に意識して勉強していくメソッド。このメソッドは、時間(試験日までの残り時間)という軸と、位置(試験範囲のどこを自分は勉強しているか)という軸を常に意識しながら勉強することを大切にしている。それによって、合格という目的地までの最短ルートを進むことができるのだ。

・「逆算メソッド勉強法」は大きく分けて、
①ステップアップ勉強法
②反復勉強法
③時間管理勉強法
④健康管理勉強法
⑤メンタル管理勉強法
の5つの分野から成り立っている。
・①のステップアップ勉強法は、まったく資格試験の勉強をしたことがなく、これからスタートする人向けの方法でら具体的な勉強方法というよりは、ゴールをどこに設定していくかという、計画立案で大事な考え方となる。
・一直線に合格へ向けての最短ルートを走り切れる人はこくわずか。不安に駆られる時期に、「最終合格」というゴールまでのマイルストーン(標石)として、簡単な資格試験を使いながら勉強を進めていくことで、難関合格を現実化していく。例えば、「来年の夏に簿記1級に合格したい」という最終目標があったとして、
①今年の夏に簿記3級を受験する(中間目標①)
②①の簿記3級に合格したら、次に今年の秋は簿記2級を受験する(中間目標②)
というように、一段ずつステップアップしながら勉強を進めていくのだ。
※①ならびに②〜⑤の詳細については、本書をご覧ください。

・本書では、「合格までの最短ルート「逆算メソッド勉強法」とは?」という序章から始まり、「逆算してこそ有効な「ステップアップ勉強法」」「インプットとアウトプットの「反復勉強法」」「時間を制するものは試験を制す「時間管理勉強法」」「合否の鍵を握るのはココ!「健康管理勉強法」「最後は心の在り方!「メンタル管理勉強法」」という章で構成されており、「各種資格試験(法律系・会計系・ビジネス・マネー系&不動産系)の合格に要する勉強時間」「ノートは作るな!」「理解できない箇所は割り切って飛ばす」「暗記力をアップさせるコツ」「何を優先して反復学習すべきか」など、著者のしくじりから見つけた難関合格を一発で合格するための最短ルートについて解説した内容となっている。

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