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大岩俊之「1年目からうまくいく!セミナー講師超入門」

・本書は、参加者ゼロ人→商工会議所や各種団体の講演などに声がかけられ、年間150回以上登壇する人気セミナー研修講師である著者が、講師未経験、話下手な人でもちゃんと満足したセミナーを開催することができるようになるための著者のノウハウをすべて公開した1冊。

・セミナーに参加する人は、大なり小なり「何かを変えたい人」だと著者は思っている。つまり、「成長したい人」と言い換えてもいいかもしれない。
(例:就活セミナー=いい会社に入れる、読書セミナー=本の読み方が変わるなど)

・セミナー講師に必要とされる「講師力」はあらゆるビジネスにおいて求められる能力。講師力とは、
①自分の経験を客観的に分析する力
②論理的でわかりやすい話を組み立てる力
③相手を引きつけ飽きさせない話力
④言葉で相手に行動を促す力
⑤集客力
をすべてひっくるめた総合力。講師力を身につけることで人生の可能性が広がる。

・どんな人でもセミナー講師になれる可能性がある。話し下手な人の中に、その可能性を秘めた人だっている。セミナーで大事なのは、話し上手かどうかよりも、「どんなテーマを選び、誰に伝えるかを徹底的に考え抜き、セミナー当日は参加者が学びやすい「場づくり」の工夫をすることを徹底することが大切である。

・セミナー講師を目指す人間やあなただけができるオリジナルセミナーを開催するにあたって、誰かが用意した「ライセンス」や「資格」は、実は不要。必要なのはあなたならではこオリジナルのテーマやノウハウを集約した「オリジナルコンテンツ」。セミナー講師として生きていくために知識を増やし続けることは絶対に必要だが、何よりも大切なのは、資格やライセンスではなく、あなたの「経験」である。

・自分のオリジナルコンテンツを見つけるために、これまでの自分の経験やスキルの「たな卸し」をしてみる。自分の職場やその業界では当たり前のやり方、これまでに経験した仕事の振り返り、成功体験と失敗体験の書き出しをおこない、自分にとってのナンバーワンかオンリーワンを探し、「これだけは誰にも負けない」といえるものを探してみる。

・一つひとつの能力はそれほど際立つものでなくても、2つ以上を組み合わせることで力を発揮するセミナーがある(著者の場合、個性心理学×マインドマップなど)。書き出したものの中で、「好き×できる×需要がある」の3つが重なったところにセミナーテーマを設定できればベスト。

本書では、先に紹介した「自分のオリジナルコンテンツの見つけ方」だけでなく、「セミナーのシナリオの作り方」、「受講料の設定方法、会場やセミナー当日の使用ツール、リハーサルについて」「集客方法」「参加者がついてくる場づくりについて」「アウェーで戦える講師になる方法」など、セミナーを開催する際に大切なノウハウが凝縮された内容となっている。

#瞬読アウトプット  #1分書評 #実務教育出版 #セミナー #講師

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