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【PR】瞬那造人「残された命の証し」

・東京の調布市、長野の塩尻市で殺人事件が起きる。2つの事件で共通するのは、「一家を皆殺しにせず、家族の内、一人だけを助けている」ということである。そして、調布市の現場には「闇獄魔」(あんごくま)と手書きで漢字三文字が書かれたカードが残されていた。
・この事件を警察、私立探偵の竜崎隼、俳優でフリージャーナリストの澤室恭介(以下、澤室)が追いかける。
・そんな状況の中、闇獄間の予告状が兵庫県警に届く。予告状が届いてから半月が経過したが、兵庫県内でそれらしい殺人事件は起きなかった。しかし、姫路市の商店街で洋品店を営む家族が被害に遭う殺人事件がおこり、手口は調布市、塩尻市のものと同様であった。
・そして、物語が進むと、京都市にて殺人事件が起こる。次の被害者は、事件を追いかけていた澤室とその父親(澤室孝雄)であった。
・澤室はかろうじて一命を取り留めるも、一時的に記憶を失う。そして、途中まで回復したところで、記憶が戻るようになる。
※いくつかの推測を積み重ね、「闇獄魔」の正体が終盤でわかるが、詳細は本書をお読みください。

・物語の冒頭では、ある人物の描写が描かれている。最初に読んだときは、意味がわからなかったが、「残された命の証し」を一読した後、その意味がなんとなくわかったような気がした。被害を受けた様子なのか、他者を傷つけた苦しみなのか、その受け取り方は読み手によって変わっていくだろう。少なくとも、不可解だった点は理解できると私は思う。

もしかしたら、犯人(闇獄魔)のような人物は周りだけでなく、私やあなた自身にも起こりうるかもしれない。読み終えた時、そう感じた。犯人(闇獄魔)は、連続殺人を犯したが、冒頭から登場しているが、読んだ人からは想像もしない人物だからだ。

本書の中では、「闇獄魔と戦い勝利したのだ」と書かれているが、「これが本当の勝利か?」と思う人もいるかもしれない。受け取り方は様々だが、「闇獄魔」を葬り去ったというのは、事実だ。

しかし、「闇獄魔」を葬り去った後、真実を知ったものの中には、泣き崩れるものもいた。真実を知って驚愕したのだろう。それほどまでに「闇獄魔」は意外な人物だったのだ。理解し難いかもしれないが、紛れもない事実なのだ。

その事実を知りたい方、私がそう書いた理由を知りたい方は、「残された命の証し」をご一読くださいませ。

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