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稲垣陽子『「言いづらいこと」を、サラリと伝える技術』

・本書は、企業の社長のほか、中間管理職やリーダー層、一般社員をコーチングの対象とし、チーム内のコミュニケーション改善と組織の活性化を目指して活動し、キャリア20年、
コーチングの面談時間は15000時間を超える国際コーチング連盟(ICF)認定マスターコーチの著者が、「言いづらいこと」を言ったほうがいい理由、サラリと言える人が持つ5つのパワー、ステップ、フレーズなど、困った人たちと上手に付き合うためのとっておきの方法が紹介された1冊。

・あなたが「言いづらい」と感じる人はさまざまなタイプ(何か言うと、すぐ機嫌が悪くなる人・伝えたことを、明らかに曲解する人など)がいるが、あなたにとって「言いづらい人」が、必ずしも、他の人にとっても「言いづらい人」とは限らない。それどころか、逆に「言いやすい」と感じている人も、少数ながらいるかもしれない。
・つまり、「言いづらい」というのは、あなたが相手に対して感じていることであって、その人が万人にとって「ザ・言いづらい人」というわけではないのだ。
・私たちが特定の相手に「言いづらさ」を生じせているものとして、あなたの、「感情のクセ」「考え方のクセ」の2つがある。
・「言わなくてはいけない」、でも「言いづらい」と思うとき、まずあなたの言動に影響を与えるのは「感情」である。
・しかし、あなたに強く影響を与える「感情」は、人それぞれに違いがあり、一律というわけではない。
・「感情のクセ」が生じる理由は、あなたの持って生まれた性質や、成長の過程で身につけた対人感覚もあるが、「あなたが相手とどういう関係を創り出しているのか、その関係性の築き方に大きく影響される」のだ。
・仲の良い同僚や信頼できる上司なら、どんなタイプであっても何でも言えるが、あなたが「言いづらい」と感じる人には、あなた特有の関係の築き方があり、そこにあなたの「感情のクセ」が影響している。
・したがって「言いづらさ」を克服し、誰に対してもサラリと言えるようになるには、自分の「感情のクセ」を知り、必要に応じてそれを書き換えたり、解消していくことが必要である。
・人間関係の築き方や人との関わり方について「新しい方法」を身につけ、それを実践していくことで、自分の対応の仕方がわかるようになる。
※その具体的な方法ならびに、「感情のクセ」「考え方のクセ」の詳細は、本書をお読みください。

・本書では、「あの人に「言いたいこと」が言いづらい理由」「言いづらい相手に言いづらいことを言ったほうがいい理由」「言いづらいこもをサラリと言える人が持つ5つのパワーとは」「言いづらいことを言う、6つのステップ」「言いづらいことを言うときに役立つフレーズ集(気づかなくてごめんね・もしかして、私のこと嫌い?・質問してもいいですか?など)」といったハッキリ言っても嫌われず、人間関係がうまくいく言いづらいことをサラリと伝える技術が解説された内容となっている。

#瞬読アウトプット #1分書評 #三笠書房 #コミュニケーション #人間関係 #言いづらさ

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