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#いいねされた数だけハマったゲームを紹介する見た人全員やる その3

ICO

言葉が通じない少女、ヨルダの手を引いて霧の城を脱出するアドベンチャーゲーム。
「雰囲気ゲー」という言葉が生まれたのもこのゲームが発祥なのではないかと思う。
「雰囲気だけ」ということで多少マイナスな意味も含む場合があるが、ICOに関してはストーリーやシステム面においても申し分ない。
ただ、難易度は高くないので難しさを求めている人には物足りなく感じるかも知れない。

ヨルダは基本的に自発的に行動しないので手を引いて常に誘導する必要があるが、ギミックを解く際は協力して手伝ってくれる。
ギミックを解く時嫌がる場面もあるのだが、その場合解き方が間違っているので指針になる点も多い。

ヨルダとは言葉を交わせない部分が一番大きい。
言葉も交わせず、素性も知らない少女と城からの脱出を目指す……
ヒロインを守るといった使命がプレイヤーに強く芽生えるなんともエモいシチュエーションだ。

ちなみにコントローラーを繋ぎ、ヨルダの操作を人に任せることもできるので、誰かと強力プレイするのもなかなか面白い。

当時学生で、ゲームショップでアルバイトをしていたのでお客さんにお勧めゲームを聞かれると必ずICOを薦める「ICOお勧めbot」化していた。
最後に暴露すると大昔の2chで立ってた「ヨルダですが質問ありますか?」のスレの中の人は私です。
夢を壊して本当に申し訳なかった

Undertale

言わずもがなな超有名ゲームで、もはや自分が紹介することもないかもしれませんが書きます。

私がUndretaleを知って実際プレイするまでには間がある。
当時仲の良いフォロワーさんが勧めてくれていたのだが、その時はまだ日本語化パッチも出ていない時期だったので、英語能力ミジンコの私は諦めざるを得なかった。

なので初めてプレイしたのは有志の日本語化パッチが出始めた頃である。
フォロワーさんの綿密な計らいでガチで何の前情報も入れないままプレイしたので初見の衝撃は本当に凄かった。

Undertaleに関してはもはや何を言ってもネタバレになるのでこれ以下はネタバレとします。(核心の部分には触れません)

最初にプレイして「MERCY」コマンドを見た時は女神転生シリーズを真っ先に思い浮かべ、頭の中には「俺は給食の揚げパンが大っ嫌いなんだあああ」という台詞が駆け巡っていた。
しかし同時に「これ殺しちゃダメなやつなのでは」ということを考える。
割とこの話をすると「いや、すぐにそうは思わんやろ」というツッコミをもらったりするのだがMOONと女神転生シリーズやったことがある人ならすぐにピンとくると思う。

なので最初のトリエル戦はどうしたら良いかわからず何回もリセットしてフラウィーにあーだこーだ言われたし、とんでもない時間立ち往生していたように思う。

そんなこんなで一周目から血反吐を吐きながらノーキルで貫き通してしまったので、初見はちょっと倒してしまった方が面白かったかもなと考えることもある。

泣けるシーンは色々あるけれどもうとんでもなく泣いてしまったのは、ナゾのカギを使って日記を読んだ時である。
夢を叶えるために過去を犠牲にする決断をした人は世の中に大勢いるのではないだろうか。
私は昔の出来事をに関する記憶力がいい方で、過去にあったことや人を大事にしたいタイプなので本当に夢を叶えたい時この決断ができるかと言えば答えはNOである。
しかし、周りにはそういった決断をしている人は少なくはない。
そう言った意味でなんだか泣けてきてしまったということだ。

もっと語りたい事はたくさんあるけれど核心的なネタバレに触れるのでこれまでとします。
Undretaleを通して様々なことがあり、どれも良い思い出ばかりです。
DELTARUNEが完結するまで頑張って生きる。

キャサリン


付き合って5年経つ彼女が結婚を匂わせてきて、正直めんどいな思ってたら彼女と同じ名前の好みドンピシャの女と出会い、うっかり浮気する山寺宏一(主人公のヴィンセントの声)のゲーム。
美麗なアニメーションとデザインンのオシャレさ(そしてちょっとエッチな感じ)に惹かれてプレイしたのはPS3版発売当初である。
ストーリーだけ見て恋愛シミュレーションなのかと思いきや、蓋を開けるとシンプルで硬派なパズルゲームだ。
現実世界で何らかのトラブルを起こした男はもれなく悪夢の中に引きずり込まれ、そこでパズルゲームをすることになるのだ
このパズルゲーム、壁に足場を作ってひたすら上に登るだけというものだが、これがめちゃくちゃ難しい。
発売当初は難易度の高さに修正パッチが出たほど‥一応ノーマルでクリアはしているのだが、修正パッチが当たった後なのでまあ余裕だったかな、と言いたいところだが白状すると途中めちゃくちゃ何度も詰まりました。
でも詰まれば詰まるほど悔しいし、何度も挑戦したくなる不思議な魅力を持っている。
元々パズルゲームは大好きだが、このシンプルで新しいシステムは中毒性があった。
あと何より音楽が良い。
クラシック音楽をいい感じにアレンジしていて、中でも「ダッタン人の踊り」は壁を上がってゆく感じがしてテンションが上がる。

ストーリーは昼ドラみたいな内容なのだが、正直ラストで彼女キャサリンか浮気キャサリンを選べと言われ死ぬほど迷ってしまいました。
でも結局のところ根が真面目なのできちんと彼女を選んでしまった。
だって5年も付き合ったんだし………。

しかし!!
なんと去年キャサリンフルボディというリメイク版が出てしまった。
しかも浮気キャサリンの声優が選択式で、私の世界一好きな能登麻美子が選べるから本当に困ってしまった。私のヴィンセントはきちんと5年付き合った彼女と結ばれているしもう浮気しただけで悪夢を見るのは嫌なんだよ!
と思ったけどそろそろ買う決心がついたのでこの感想を書きました。

ちびロボ!

ちびロボシリーズは網羅しているが、やはり無印がガチの名作だと思う。
ちびロボと呼ばれる家庭用お手伝いロボットになって、サンダースン家という家庭の様々な問題を解決してゆくゲームなのだが、ぶっちゃけると体験版トイストーリーなのである。
小さな体で人間サイズの家の中を移動する不便さや、人間では気づかないような小さなゴミを拾う楽しさなど、小人サイズのロボットから見た世界の表現が本当に素晴らしい。
そして、同じ家に住むおもちゃたちとの交流がトイストーリーそのもので、憧れていた世界を体現できるのが楽しすぎる。

ちびロボは基本的に定期的に充電しないとならず、稼働時間が限られていのだが、レベルアップするごとに稼働時間が増えて行動範囲が広がってゆく。
行動範囲が増えるごとにサンダースン一家の抱える様々な問題が判明してゆき、人間たちの事情とおもちゃたちの事情が複雑に絡み合って濃厚なストーリーが繰り広げられる。
自分のことをカエルだと思い込んでる少女や、おもちゃなのに何故か子供が産めるお姫様の人形など、ところどころ闇が垣間見えるのだが、そこはやはり元MOON開発陣の会社が作ったゲームというところか。

私はGCを持っていなかったので、Wiiの移植版をやったがWiiリモコンのポインターで操作するという操作性が難しくもあり、本当にロボを操作しているような気分にもなり、斬新だった。
アクションゲームなのにクラシックコントローラーで操作できないというもどかしさも相成って、後にも先にもあの独特な操作感はWii版ちびロボしか味わえないのではないだろうかと思う。
もう何年も新作を待ち続けているがずっと出ていないのが悲しい。
またあの小さな世界に浸りたいものだ。

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