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こんにちは、2024年にやったゲームの話をしよう
書いた人:ぽっぽ
好きなゲームジャンル:アクションアドベンチャーとローグライク&ローグライト
興味ないゲームジャンル:ハックアンドスラッシュ
ゲームにおいて注目していること:ストーリーと音楽
主に使用しているゲームハード:PC、PS5、Switch
Mouthwashing
プラットフォーム:steam
ホラゲ好きには間違いなくオススメできる良作。
3時間というプレイ時間の中のどこを切り取っても印象深く、無駄が一切感じられない。
ホラー作品見慣れている人なら展開が予測できる部分も多いが、いわゆる「様式美」の表現が素晴らしい。
詳しいレビューはこちらを見てね!
2024年にやったゲームでダントツに好きです。
デイヴ・ザ・ダイバー
プラットフォーム:Steam | Nintendo Switch | Playstation 4&5
このゲームを人に薦めると「インディーゲームなの?」と聞かれることがあるが、インディーゲームに見せかけたメジャーゲームという不思議な作品。
開発元はMINTROCKETというネクソンのサブブランドだ。
実際プレイしてみるとゲーム全体のクオリティの高さに驚くことだろう。
ドットで描かれたアニメーションは90年代の格闘ゲームに挟まれるムービーを彷彿とさせるが、細かい動きや小ネタ、何よりもそのバリエーションの豊富さが凄い。
主要な登場人物が全員オッサンという攻めた作品だが、クリアする頃にはオッサン全員のことが好きになっている。
昼間は魚を獲るアクションゲーム、夜には獲った魚で寿司屋を経営するゲームが楽しめてお得感がある。
途中で挟まれるイベントではお料理QTE等のミニゲームも豊富。
色々やりたい人におすすめ。
違う冬のぼくら
プラットフォーム:Steam | Nintendo Switch | Playstation 4&5 | Mac OS| Android
2022年に発売された作品だけど、一緒にやる人が見つかったので2024年にSwitch版をプレイ。
「通話しながら人とゲームをする」という現代文化の良さを1000%引き出した作品。
見えている景色が違う相手と2人で、コミュニケーションを取りながらゲームを進めてゆく。
言葉のみでこちらの状況を伝える難しさやもどかしさが難易度に直結している。
故に相手にこちらの意図が伝わるたびに感動を味わうことだろう。
プレイ時間はだいたい4時間前後だが、めちゃくちゃ頭を使う上、苦労して攻略した後の達成感が凄い。
「人と協力して何かを成し遂げた」という達成感を味わいたい人におすすめ。
まるで運動会や文化祭後のような謎の感動が味わえる。
一緒にプレイした人とはしばらくこの話題で持ちきりになることでしょう。
ポケットモンスター スカーレット・バイオレット ゼロの秘宝
プラットフォーム:Nintendo Switch
DLCの新キャラ、ゼイユ&スグリの「姉弟」という存在の解像度が高い。
何をやらせても天才で選ばれし者の主人公には感情移入ができず、それを妬むスグリの方に感情移入しやすいという斬新な作り。
努力だけでは天才には敵わない、というもどかしさを抱えながら成長してゆくスグリの姿には現代社会の理不尽さを感じる。
生きることの厳しさを子供の頃から学ばせようというゲームフリークの姿勢よ。
バトルは本編より少し難易度が高く、手応えもあり面白かった。
ゴーストタイプ好きとしては新ポケモンのヤバソチャが最高だった。
是非ポットデスと一緒に旅パに入れておきたい。
スプラトゥーン3 サイドオーダー
プラットフォーム:Nintendo Switch
スプラのヒーローモードをローグライクにしたらどうなるの、というちょっと実験的な作品にも感じられたがこの噛み合いが絶妙で、何度も周回した。
だが、ローグライクが苦手な人にはちょっと退屈に感じるかもしれない。
ローグライク好きでも1000回遊べる某ゲームとは違って周回要素を一通りコンプした頃にはちょっと飽きているので、アプデでステージが増えたりしたら最高だった。
ストーリーはテンタクルズのその後の様子や、イイダの昔馴染みであるミズタとの絡みも素晴らしく考察が捗る作り。
ローグライクは好き嫌いがはっきり分かれるジャンルなので賛否両論あるかとは思うが、個人的には今後もヒーローモードに入れてほしい要素だ。
スプラトゥーン3 2024 Chill Season〜グランドフェスまで
プラットフォーム:Nintendo Switch
サイドオーダーとはまた別に書きたかったので。
愛用ブキ「ノーチラス47」の亜種「ノーチラス79」が登場して1番遊びまくった時期だった。
最終的には47の方がよく使っていた気がしたが、79もウルトラチャクチで「雑に荒らせる」ところが最高。
2024のシーズン内で何より感動したのかグランドフェスの気合いの入れようだ。
3日間だけフェス会場の新マップで過ごせる作りが素晴らしく、公式サイトで各アイドル達のセトリが発表されたのもワクワク感があった。
ヌラネバセブンのステージはこれまでのスプラの集大成という意味合いで感動したが、「スプラこれで終わるんか…?」という一抹の不安が過ぎる。
次回作も3アイドル出るよね………?
実は2の頃からサーモンランがあまり得意ではないのだが、3からの新要素、普段ナワバリやバカマで使ってるステージでシャケをしばける「ビッグラン」がめちゃくちゃ面白く、全てのシーズンを夢中でやっていた。
総合して3は1番遊んだシリーズになった。
ありがとうスプラトゥーン。
不思議のダンジョン 風来のシレン6 とぐろ島探検録
プラットフォーム:Steam |Nintendo Switch
14年ぶりのシレンシリーズ完全新作。
「フォーチュンタワー」や「神の眼と悪魔のヘソ」に存在した複雑な昼夜システムはなく、原点回帰しかたと思われるシンプルな作り。
それでもクリア後のダンジョンは手強い。
約束された面白さだが、システム周りに全振りしているのかストーリー部分が薄いのがちょっと残念かもしれない。
不思議のダンジョンシリーズにグラフィックの良さは求めていないが、今作のPS2のようなグラフィックの荒さも若干気になった。
ドット絵にしてくれると1番嬉しいがそれはそれで大変なのだろうなあ…
ドラゴンクエスト3 そして伝説へ… リメイク
プラットフォーム:Steam | Nintendo Switch | Playstation 4&5
ドラクエシリーズを昔からやっている人なら間違いなく思い入れのある3のリメイク版。
3はこれまでにSFCとGBでリメイクされているがそれでも20年以上前のことなので久しぶりのリメイクということになる。
私が3を初めてクリアしたのは1996年に発売されたSFC版だ。
FC版は家にはあったものの幼なさゆえにクリアできなかった思い出がある。
昔のゲームというのは未就学児〜小学校低学年あたりはとてもじゃないがクリアできない難易度に設定されていたように思うが、このドラクエ3リメイクは難易度選択ができ、1番難易度の低い「楽ちんプレイ」を選べばなんとHPが0にならないという仕様になる。
これなら未就学児〜小学校低学年もクリアが可能だろう。
幅広い世代にドラクエに触れてほしいという配慮が素晴らしかった。
「ゲームは随分長いことやってない」というリアルタイム世代も安心。
それ故なのか「バッチリ冒険」(ノーマル)と「いばらの道だぜ」(ハード)の難易度のバランスがちょっと微妙で、個人的には「バッチリ〜」と「いばらの〜」の中間くらいをノーマルにすれば良かったんじゃないかと思う。
特に「いばらの〜」は後半勇者の脳死ギガデインぶっ放しゲーになるので、そこの調整も必要なように感じた。
グラフィック周りはHD-2Dと言いつつもキャラクターがドットで背景はCGなので、「オクトパストラベラー」シリーズのようなキャラクターと背景共にドット絵のHD-2Dを想像すると「ちょっと違う」となるかも。
それでも世界各国をモチーフとした街中のデザインはさまざまな発見があり、感動的だった。
サイレントヒル2 リメイク
プラットフォーム:Steam | Playstation5
2024年は名作のリメイクが多い年だった!
ホラゲでダントツ好きなサイレントヒルシリーズ、中でも傑作と思っている2のリメイク。
発売前のムービーでは、PS2版にプレイ時に感じた「モッサリ感」がなく、「もしやクリーチャーを倒すことに爽快感があるゲームになっているのでは……」という懸念もあったが全くそんなことがないのが良いと感じた。
元祖PS2版のように主人公ジェイムスの動きはひたすら遅く、銃より鉄パイプで殴った方が早いノリも健在。
PS5版でプレイしていたので、敵が現れるとコントローラーからラジオのノイズ音が流れるのも最高だった。
ただ、プレイする度に精神的な疲労がすごいので、仕事で疲れて帰ってきた日などはプレイできない。
昔はもうちょっと元気にプレイできていた気がするので、単純に歳のせいもあるのかもしれない………
未解決事件は終わらせないといけないから
プラットフォーム:Steam | Nintendo Switch
3時間で重厚な推理が楽しめるゲーム。
断片的な記憶しか持たない元警察官の主人公が、過去起こった未解決事件の容疑者の証言を思い出し、個人を特定したり、時系列順に並べたり、関係のある言葉を繋げたりして事件の真相に迫ってゆく。
苦労して迎えたEDは素晴らしく、ストーリー部分は申し分ないのだが、Switch版の操作性があまりよろしくなく、余計なことでモタついて時間を取られた部分があった。
マウス操作のSteam版は問題ないように思うので、どちらかといえばSteam版がおすすめかも。あとフリーズしやすいのでこまめなセーブも忘れずに。
韓国のゲームだが、日本語翻訳がかなりしっかりしているので一瞬国産かと思うほど。
マダミスの時系列整理が大好きな人に。
Buckshot Roulette
プラットフォーム:Steam
ショットガンでロシアンルーレットをするゲーム、それ以上でもそれ以下でもないがこれが面白い。
実弾入ってたら死ぬやんけ、と思いきやライフが減るだけだから安心(でもライフがゼロになったら死にます)
カードゲーム的な駆け引き3:ギャンブル性7 といった感じ。
便利アイテムをうまく使ってその場を切り抜ける要素がカードゲーム的駆け引きで、後は己の運で戦うべし。
対人が1番面白そうなので、マルチプレイモードもいつかやってみたい。
Tavern Talk(タヴァン・トーク)
プラットフォーム:Steam | Nintendo Switch
ファンタジー世界の酒場の店主となり、冒険者に「バフを付与する飲み物」を振る舞いながら話を聞くという「VA-11 HALL-A」や「コーヒートーク」に似たシステムのゲーム。
こういうゲームってビジュアルノベルとも違うし、ジャンル名はなんていうんだろう?
D&Dにインスパイアされたファンタジー世界ということで、「Pen & Paper Edition」には実際にD&Dで遊べるデータもついているぞ!(だが、残念ながら日本語翻訳はない)
キャラクターは誰もが魅力的で、酒場の店主となって話を聞くのはとても楽しく、プレイしている間は時間があっという間に過ぎていった。
気になった点としては、冒険者に振る舞う「飲み物作り」に試行錯誤の余地がなく、ちょっと変わったものを出そうとすると「違う」と言われるので基本的にいつも同じ物を作る羽目になること。
「VA-11 HALL-A」や「コーヒートーク」のような会話内容に合わせてドリンクを変更する要素がないので、そこに期待していると肩透かしを食らうかも。
イベント直前に振る舞う重要な飲み物も基本的に2択なので、ゲーム的な要素は薄い。
ファンタジックな飲み物のデザインが可愛かっただけに勿体ないと感じた部分だった。
Arctic Eggs
プラットフォーム:Steam
物珍しさではダントツだが万人受けするゲームではないと思う。
ディストピア世界で違法薬物のような存在になっている「目玉焼き」を振る舞うゲーム。
物理演算でフライパンの上の物を落とさないように焼く、というのは単純なようで難しく、面白い。
後半は初見殺しがほとんどなので成功するまでは根気が必要だが、何度も挑戦したくなる中毒性もある。
詳しいレビューはこちらをどうぞ。
POOLS
プラットフォーム:Steam
ちょっと不気味な室内プールを90分間ただひたすら歩き続けるだけのゲーム。
一見ホラーゲームのようにも見えるが何かが襲ってくる訳でもないのでただ本当にひたすら「歩く」だけ。
ホラゲのような不気味な世界観は好きだけど、ジャンプスケアや戦闘は苦手という人にお勧めしたい。
夢の中で見たような不思議な光景が続くので、プレイ中はずっと現実なのか夢なのかよくわからない状態になる。
いつもどこかに既視感があり、それは子供の頃に行った時の市民プールのようであり、大人の時に行ったリゾートホテルのプールのようでもあった。
こういうゲームもたまにはいい。
ファミレスを享受せよ
プラットフォーム:Steam | Nintendo Switch
永遠のファミレス『ムーンパレス』に閉じ込められた主人公が、ファミレスに来ている他のお客と交流を深めながら世界の謎に近づいてゆくゲーム。ジャンルとしてはアドベンチャー+謎解きかな?
グラフィックやUIが独特で、お洒落なので世界観に惹き込まれる。
クリアした直後は、5時間くらいのCoCシナリオを1本プレイしたような感覚があった。(実際のプレイ時間は3時間くらいだった)
ところで、学生時代はよく深夜のファミレスで朝までグダグダしたものだが、この感覚って海外にもあるんだろうか?
海外でこの作品がどう捉えられているのか気になるところではある。
ドラゴンクエスト10 未来への扉とまどろみの少女 オンライン
プラットフォーム:Windows | Nintendo Switch | Playstation 4
サービス開始当初からプレイしているドラクエ10。
エンドコンテンツはもう殆どやらなくなってしまったが、ストーリーだけは真面目に追いかけている。
前作バージョン6の「天星の英雄たち」は正直ラストにかけての失速感が残念な印象だったので巻き返しを期待していたところ、うまく巻き返してくれて良かったなと思う今作。
主人公は魔界を制し、天界も制したからもう行く所ないやんけ!と思いきや「ドラクエ9のその後の世界に行く」という過去作ファンに嬉しい展開にしてくれた。
全体的なストーリーは原点回帰的なものが多く、ドラクエのお約束を盛りだくさんでやってくれている。
9との繋がりを考察するのも楽しいのだが、9はマルチプレイが売りだったのでセーブデータが1つしかなく、かつ当時のすれ違いデータなど消せない要素が沢山あるので今更やり直せないのが残念。
是非リメイクで出して欲しいところ。
聖剣伝説 VISIONS of MANA
プラットフォーム:Steam | PlayStation4&5 | Xbox Series X|S | Window |
聖剣シリーズ16年ぶりの完全新作である。
私のプレイ歴は2→3→LEGEND OF MANA→CHILDREN of MANA →SECRET of MANA→TRIALS of MANA
で、中でも「LEGEND OF MANA」に1番思い入れが深い。
繊細なグラフィックやキャラクターデザインの可愛さ(特にクラスチェンジ後のデザイン)等感動する要素は多かったが、肝心のストーリーに未消化な部分を感じてしまい、最後まで主人公のヴァルの感情の機微がわからずに終わってしまった。
序盤から中盤にかけてのストーリー展開は良かったと思うのだが、後半にかけての失速感が否めない。
個人的には過去作のビジュアルそのままのキャラが出てくるなら性格も同じで良かったのにな〜という気持ちだ(特にニキータ)
システムも細かい部分で気になる要素が多く、近年のスムーズな動作のアクションゲームに慣れてると不便さを感じるかも