見出し画像

資産を守るためには、円ではなく、○○を持つべき。

割引あり

円の価値が急速に下落し、1ドル=155円に迫る中、資産を円ではなく、他の通貨や株式、ゴールド、不動産などで運用する方が増えています。
しかし、仮に円以外の通貨を保有するとして、どの通貨であれば、資産価値を守ることができるのでしょうか。この答えを考える上で参考になるのが、米ドルインデックスです。

①米ドルインデックスとは

米ドルインデックスは、主要通貨に対するドルの強さを表す指標です。米ドルインデックスは、元々、1973年に米国の中央銀行であるFRBによって、海外との二国間貿易取引に対し、グローバル通貨に対する米ドル加重平均価値を提供するために開発されたものです。米ドルインデックスは、他の通貨と比較して米ドルが「強さ」(価値)を得ると上昇します。
ドルインデックスの計算には、ユーロ、日本円、英ポンド、カナダドル、スウェーデンクローナ、スイスフランの6つの通貨が使われています。このうち、最大のウェイト(57.6%)を占めるのがユーロで、日本円(13.6%)、英ポンド(11.9%)がこれに続きます。
このため、ドルインデックスが上昇する場合には、ドルで資産を保有することによって資産価値を相対的に高めることができ、反対にドルインデックスが下落する場合には、ユーロ等で資産を保有することによって資産価値を相対的に高めることができます。

②米ドルインデックスは長期の上昇トレンドにある。

米ドルインデックスは、2008年以降、長期の上昇トレンドにあります。現在の値は106.2で、この上昇レンジの丁度中央付近にあります。では、今後、米ドルインデックスはどちらの方向にどこまで動くのでしょうか。以下では、テクニカル分析に基づき、米ドルインデックスの方向性と目標値について説明します。次のチャートをご覧ください。

ここから先は

885字 / 2画像
この記事のみ ¥ 0〜
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

サポートいただけましたら、大変励みになります! 頂戴しましたサポートは、記事を書くための情報収集やテクニカル分析等の活動費に使わせていただきます。