ご苦労様について
今回は少々いつもと違う雰囲気のお話です。
ご苦労様です
ご苦労さん
長年未だに不思議に思うこの言葉。
これも会社の文化によるところはあると思いますが、一般的に上の者が下の者へ使う言葉とされています。
会社では、誰が誰に使う言葉か考えてみました。
社長が従業員に…わかる。一番偉くてお金くれる人ですから。
役職ある上司が部下に…わかる。上司の評価でお給料変わりますから。
ご老人が若者に…わかる。人生面での経験値は敵いませんから。
そこで私がいつもモヤモヤするパターン。あくまで個人的な価値観です。
先輩が後輩に
数年差の年上が年下に
従業員が外部の宅配便さんや郵便局員さん、仕入業者さんなどに
先輩と後輩の違いって、同じ土俵ならば何年勤めたかの違いしかないと思うんです。同じように年上年下もたかが数年、同じ時代に生きているのに何が違うのか。
これ、小学生の頃からの疑問なんです。一応環境に合わせ上下関係の中で生きてきたのですが、なんだか納得しきれないというかモヤついています。
そして長年社会人をやってみても、
先輩後輩って、所詮学生時代の刷り込みなんじゃないかなと。
それよりもスキルや評価のほうが優先されるべきではないのかなと思っています。
そして一番のモヤり。
外部の業者へ私達従業員が「ご苦労様」と言う事。
会社規模で見るとうちが客の立場でお金を払う場合、会社=私達が「上」と言う事なのかもしれない。
しかし個人で見た場合、その業者さんが何年勤めていて、どんな経験をして、どんな地位の人かも知らずに「下」と見て良いのかどうか。
また、ビジネスというものに上や下があるのでしょうか…?どの会社も協力し合って、互いに利益を発生させようとする訳であって
「お互いいつもお疲れ様でございます」と言い合ってもいいぐらいかと私は思うのです。
だから私は「ご苦労様」を使えません。
誰が私の「下」なのかが今だにわかりません。
自分の指示を聞いてくれる人?勤続年数が自分より浅い人?
どれも必要な人と思えば、「下」を表す言葉を使えないんですよね。
なので、使う言葉は「ありがとうございます」と「お疲れ様です」。
会社の文化に従うべきと言いつつも、これは疑問、というか不思議。
もしかして単に考えすぎなのでしょうか。