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素材が売れなかったので内省する話

状況と私のとりせつ

3D素材を売ったものの、使用条件きつ過ぎ/単価上がらず/他素材市場で通用せず/で、利益が上がりませんでした。悲しみ。

ここ数年は素材屋として展開してました。ここからはアートに走ります。
アートの私の定義は、私の世界観を認めてもらうことです。
ごく少数に買ってもらって、糊口をしのぐスタイル。
つまりプロダクトアウトなやり方です。時代錯誤ですね。


このページは、次はしっかり売れるように内面整理する記事です。

次どうすんのか まとめ

お客さんは日本好きの外国人。外国人なのは利益の大きさから。リッチな約1.6万人がお客さんの内、汎神論×イラストに興味のある人。

既存商品、システムに大いに助けてもらう。
AI×3D×2Dで描く。無個性からの脱出。
作業時間を減らして情報収集する。
集めた情報をマーケティングと新規性のある作品作りに活かす。
片手間作業で勝てる場所へ行く。でなければ勝てないため。
こと細かく改善する。心身の体力、時間の余裕を持ちたいため。



■お客さんどこにいんの2022

私の作品を壁にかけて、つまり私が家に帰ったらドアの近くとかにいて、お帰りなさいと言うのに価値を感じる人。



1絵を買う余裕のある人の割合(人数)
これはGlobalRichListから、
(年収1000万以上の人、絵の売値10万円が、ちょっと奮発して買える人、年収のの1%以下の人) 全世界で1% (7800万人)

2日本が好きな人の割合(人数)
ツーリズムハイライツ2019
日本へ来るの観光客の人数の割合は、2.1%(3200万人)
https://yamatogokoro.jp/inbound_data/34176/

3店に来たら買ってくれる人の割合
日本のアート産業に関する市場レポート 2020からどんぶり推計して、
世界で美術展に来た5%の人が美術品を買う

1,2,3から、1.6万人

この中から、
その中で汎神論的な考え方に親和性があり、
イラストを買いたい人
となると、ほんと世界中探しても私の方向性を認めてくれるリッチパーソンは100人いないのかもしれない。

となると、色んなマーケットに同時展開できる工夫が必須で、多くのバリエーションとバージョンを複数マーケットで管理することはかなり難しいという経験から、シンプルに作ることが死活的に重要になる。


2018 内閣府HP内の資料によると、
12兆円もあるが世界シェア2.5%(国内志向説)
(クール・ジャパン政策の強化策)
(国のクールジャパン戦略の最新状況)

2021 広報やデータ分析関連の人材を作ろうという話と、クリエイターに自由な発想で捜索してもらうための人事的変革や、支援をやろうという話。


■システム、他の人に大いに助けてもらう。

自動で3Dモデルができる時代が来た。単純なモデリングに付加価値は無くなった。自動化、ふわっとした要求をすぐ形に変えてくれるAI 、これらに頼らせてもらう。

今はクラウド。果ては念じるだけで商品が作られて発送される全自動装置。だって人間めんどくさがりだからね。

■取り残された島に残らない。次の波に乗る。

他に魅力もなく、ただ時代に取り残されたような場所に目を向けない。そこで何千時間費やしても、他の場所ではボタン1つで解決される。他に魅力も無ければ、切り捨てないと時間の無駄。

波としては、省力化と、追体験できる感覚の拡張を信じている。
より簡単に、よりリアルに、しかし甘美に世界を再定義する。そういうことのできる商品を作る。でも音と匂いは興味ないなー触覚かなー


■個性化、片手間でも勝てるものを育てる


やがて薄利多売の世界になり、組織だって動ける集団や優秀な個人に凡人は敵わなくなる。

1位以外要らないという世界で勝つには、元々自分に備わっている才能を磨き上げる以外にない。どれに才能があるか分からない。

優秀な人の例を参考に、自分に落とし込むと、

楽しくて続けられそうで、ちゃんと練習してる10人が「いやーあれは真似できないっすは」と言ってくれる専門ジャンルが2つ出来れば、100人に1人しか作れない商品を作ることができる。


何をやれそうか

絵は数年で10%枠には入ると思う。
3Dは専門を絞る必要がある。
AIは始めたばかりだ。
動画配信は始めたばかりだ。

まだまだ赤ちゃんだ。かわいいじゃないか。
いずれにしても、ちゃんとお客さんを見つけることだ。


どう失敗したか、その失敗の何がいけないか。

調査不足、計画不足から来る、長時間労働の割の低単価による収益赤字と時間の浪費。

時間を無駄にしたのがいけない。絶対に取り返せないから。

調査不足
マーケットの方向性を理解せず、そのために単価が上がる認定が受けられなかった。
客の顔を想像していない。作ったものが本当に役に立つのかという点で自信がない。

計画不足
作るモデルの、目に見えない部分の作業量が見積もれなかった。
工数見積もりの確度が低いのが経験不足によるものだとしても、それを見越して別のプランをしっかり計画しておくことぐらいはできたはず。

この無計画さから忙殺され、情報を入手したり、方向転換する心のゆとりが失われ、時間をかければ何とかなると言うギャンブルじみた思想に没頭してしまった。


心配事、迷い事。

マーケティングがおろそか。使えるフレームワークの甘噛みぐらいはした方が良いんじゃないか。

ファクトが不足。または遅い。原因は激しい競争に巻き込まれることを想像して既に尻込みしている。一度商売から離れて自由に探る方が良いんじゃないか。

知識不足。踏み込み不足。デザインに不足を感じるのは奥行きが無いため。和とは言うが、どういう和なのか。更に絞って自分しか知らない物を得るのが良いか。

心身の体力不足。時間と予算。これは焦りに繋がる。近視眼的に活動すると、自分の生きている意味が見えにくくなってゆく。


反省下書き

念じるだけでものが出来上がる、届く、体験できたり、空を飛びたいって言うと具体的な竹とんぼ様のプロダクトまで用意してくれる守備範囲の広いAIの普及といった省力化は確実に波の1つ。

もう一つの、私が期待したい波は、3D他の発展による追体験できる感覚の拡張だ。
写真が過去を未来に保存したように、3Dもまた、残すべき過去を保存してくれるような、民主化された手段として発展してほしい。
VRで潜れば、その人に会える。言葉や匂いや色や音や触れた指先を想い起こす。勇気をくれ、厳しい未来に笑うことすらできる。そんな人を支える武器になってほしいのだ。その波を信じる。

情報は誰でも入手できる時代で、売り方の比重が重い昨今。


PBRのない、技術的に孤立している市場で、いまだ無い商品の類があったので、そのニッチを目指して頑張って作っては見たものの、出来た品物は他市場で売ったところで見劣りするので売り上げが伸びない。せっかく複製が簡単なデジタル素材なのに、色んなマーケットで売れるという強みが活かせていないのが残念。

武器は写実的な漫画表現が作りやすい事。しかしこの素材の作成に半年以上掛けている。日進月歩で1年後には新しい素材のあり方がポンポコポンポンと生まれてくる今の時代に、時間の掛かる作品の武器として技術的な目新しさをアピールするのはは馬鹿げている。写実的な表現だってその一部。その制作方法は言葉や絵でマニュアル化が可能だから、大量に作られてコモディティになって価値が下がる。写実性に時間を掛ける作品は今後は売りにくくなる。私馬鹿なことをやっちゃった。

答えがある物は価値が下がる。仮に労働時間が誰も平等で、残った革新的な物を作るという方法でしか収入が上がらないのであれば、写実性という答え=値段の上限が決まった世界で戦うことにどれだけの価値があったのか。

単純な3Dモデルであれば、AIが既に作れるようになっている。

やっぱ個性を出したい。筋が通って、その主張を出し切っているとお客さんが感銘を受けるほどの、「お前、買ってやんよ!」って言ってくれるほどの、つまり生き方を売る。みたいな。なんだそれ。



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