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瀬戸芸リベンジ旅振り返り②~小豆島は醤油が有名って初めて知る~

10/17(木)晴

2日目も小豆島へ。初日に行けたのは土庄港付近と三都半島のみだったので、それ以外の作品も見るべく、高松港から草壁港へ向かいました。

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まあまあ、晴れている。草壁港周辺の作品を見た後、20分程歩いて醤(ひしお)の郷へ向かいました。

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↑ sd22 岸本真之(まさゆき)「つぎつぎきんつぎ」

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↑ sd23 朱哲琴(Dadawa) 「鐘舎 Bell Shelter」

これは写真よりも動画の方が伝わると思うのだけど、やり方が分からない…。元は米蔵だったという趣のある場所に小豆島に所縁のある寺の音や醤油工場の音が静かに流れていて、まず薄暗い室内に入った瞬間に、思わず気を付けをしてしまうような緊張感が漂っています。

中央のスクリーンを挟んで対照的に鐘が置いてあり、それぞれを叩いてみる様にとの案内がありました。

1つ目の鐘を鳴らすと、その響きを反映して前方の水面が揺れ、水面から反射する光で、その様子がスクリーンにも映し出されます。最初、「スコーンッ」と中途半端な叩き方をしたのでチャプチャプ…っと小さく揺らめいていたけれども、2発目は強く叩いて「ゴーーーーンッ」と長めに響いたので、水面もジャバジャバ…ジャババババババ…!という感じで激しく揺れました。

2つ目の鐘はどうだろうか。鳴らし慣れていたので、こちらも「ゴーーーーンッ」と鳴らすと、ジャバジャバ…ジャババババババ…!と水面が揺れました。期待したけど見た目同じやん…と思いましたが、1度だって同じ水面はない、世の無常を現した作品なのでは?と思ったりしました。(多分、違う)

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この辺りから急に街並みが変わり、醤油の香りが立ち込め始めました。佃煮屋さんや醤油の直売所が目立つようになります。


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↑ sd25 清水久和「オリーブのリーゼント」

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↑ sd27 ジョルジュ・ルース「ジョルジュ・ギャラリー」

ジョルジュ・ルースさんは写真家で、普段は取り壊される建物に絵を描いて写真を撮る方のようです。今回は古民家に幾何学模様を描くというプロジェクトらしい。この家のオーナーの方が現場で受付していました。※私設ミュージアムということで別途300円必要です。

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↑ sd28 ハンス・オプ・デ・ピーク「静寂の部屋」

御覧の通り、花びら以外に色彩がありません。人がいるとバッと映えるのですが、一人だったので撮る相手がいませんでした。笑

本やピアノならまだしも、植物や人や動物もとてもリアルなのに、色彩を失うだけでこんなにも時が停止してしまうような、異次元にいるような感覚があるのだなと思った。確かに来ていた人は物音一つ立てず、”静寂の部屋”そのものになっていたけど、どうも心が落ち着かなかった。生気が吸い取られてしまっている様な世界が、怖かったんだと思います。

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その後、少し歩いてマルキン記念館へ。無料開放だったのでお醤油の作り方もちょっとだけ勉強させて貰いました。お醤油のお土産も買い、醤油ソフトを食べながら次のプランを考えました。醤の郷の作品は一通り見終わったものの、時間もあるし、自転車を借りて少し離れた場所にある二十四の瞳映画村を目指すことにしました。因みに二十四の瞳は見たことない…。

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車にどんどん追い抜かれるけど、チャリンコだったらゆっくり写真が撮れるんじゃー。

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到着。日本人が少ない。入村料が790円のところ、芸術祭パスポートがあれば500円で入れます。見晴らしも良かったし、教室がエモかったし、来る価値はまあまああった。

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↑ sd32 入江早耶「漁師の夢」

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二十四の瞳が無料で放映されておりました。見たかったけど、時間がないのでスキップ…。

坂手港付近まで自転車で戻って来ました。

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↑ sd31 ビートたけし×ヤノベケンジ「アンガー・フロム・ザ・ボトム・美井戸神社」

20分に1回放水するというので、放水まで10分程一人で蚊に食われながら何をするでもなく待った。放水直後に来た人もいて、運の悪さを感じた…。

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↑ sd30 ヤノベケンジ「スター・アンガー」

回転していた。設置以来、坂手港のシンボルになっているらしい。アバンギャルド…。これ以外特に目立つものがなく、お店もなく、船の時間まで30分暇を持て余してしまったので、何となく来たバスに乗った。大人しく待っていればいれば良かったのに、無駄に池田港から高松港までフェリーで帰って来ました。池田港には特に作品は無いし、謎めき行動をしてしまった。

夜ご飯も、謎にガストでチキンソテーを食べた。旅行中、いつも意思を持って動き続けるというのは難しい。旅行だからって全部が全部特別な訳じゃない。何だか冴えない2日目の夜が過ぎて行く。

続く。


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