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受験が不安でたまらないあなたへ。

こんにちは。東大いちねんせいの氷です。

そろそろ受験シーズンが近づいてきましたね。東大入試まで100日も切ったみたいだし。

さて、今日は受験生がどんなマインドで大学受験に立ち向かっていったらいいのか、一つだけ先輩の私が役に立ちそうで役にたたなさそうな話をしようと思います。浪人経験はないので現役生向けの話になるかもしれませんが、ごめんなさい。

100%の保証はどこにもない。

最初に一つだけ言っておくと。

私は冷たい人間なので、「私、合格できますか?」と聞かれても「知らん」としか言えません。そもそもあなたの学習時間・内容や現在の学力レベルなんて100%把握できないし、ましてや本番のパフォーマンスなんて予測しようがないからです。

そのため、あくまで「受験に対する自分のマインドをどう持つか」という観点で読んでみてくださいね。

未来がわからないから、不安になる。

不安になるのは、当たり前のことです。受験は数年、十数年に何度あるかというレベルのレアイベントなんですから。私も、一年前のこの時期には「このままいけば合格できるだろう」というくらいの成績でしたが、大学全落ちしたらどうしようという不安は常にありました。

誰だって、不安になります。

そこで私がやっていたのは、「第一志望に不合格になった場合・受験全落ちした場合の予定を決める」ことでした。今はそんなことを考えたくないかもしれませんが、「不合格になったらどうしよう」と言っている暇があるのならばどうするか決めてしまうのが得策です

もちろん、受験結果を今知ることはできません。それこそが不安の根源であったりします。

それでも、受験結果は合格/不合格の2パターンしかないわけですから(この違いが大きいとはいえ)、それぞれについて未来を想定しておけば、多少なりとも不安は軽減されるでしょう。

まず、志望校に合格した場合。
これを心配する必要は全くないでしょう。
あなたの脳内はすでに、「大学に入ったらやりたいこと」の妄想で大混雑しているはずです。まあ、コロナでどうなるかはわからないので、濃厚接触・大人数の会食以外のことを出来るだけ妄想しておきましょう。

では、第一志望に不合格になった場合。
「志望校に合格できなかったら浪人する」という覚悟を固めている方でしたら、それでもう十分かと思います。不安は残るかもしれませんが、それを埋めるのは勉強しかありません。
しかし、併願校を受験し、他の大学に進学することになる場合を想定していらっしゃる方も多いのではないでしょうか。私もこのパターンでした。
ここでオススメなのは、併願する大学であっても「入学したら何をしたいか」を考えておくことです。第一志望にこだわって努力することも大切ですが、私自身は「入る大学によって自分の人生にどんな変化があるか」それ自体を面白がるようにしていました。運命の出会いがあるかもしれないですもんね。保証はできませんが。
自分の学力と相談しながらになりますが、少しでも「楽しそうだな」と思える大学を併願するのが大事です。

そして、大学に一つも合格できなかった場合。
辛いですね。頑張っていても大学全落ちする未来を考えたら、それだけで涙が出そうです。
そこで私が決めていたことは、「大学全落ちしたら、とりあえずバイトを始める。そして1年くらい頑張ってお金が貯まったら、放浪しよう。アフリカのサバンナとか。アラスカの雪原とか。広くて私以外人間がいないようなところに行きたい。」ということでした。
思考が完全に病んでますね。別に自然とか特に好きな人間ではないのですが、当時の私は、とりあえず大自然と向き合いたくてたまりませんでした。
こんな風に、どんなことでも良いので、「大学を再受験する」以外の未来を想定してみましょう。大学を再受験するのは、いずれやることであっても、考えるだけで辛くなる可能性があるのでお勧めはしません。

外に目を向ければ、思いのほか自分の未来が可能性に溢れていることに、あなたはきっと驚くはずです。

大学に受からなかったからって死ぬわけじゃないんです。ライオンに食われたら死にますが。

どうでしょう、少し心は軽くなりましたか?

過去の責任くらいはとりましょう。

最後に。

冒頭で述べたように、他人に「あなたはきっと受かるよ」なんて安易な励ましを求めても、不安は解消されません。
そもそもその人だって、あなたが合格できると思っているかどうかさえわかりません。

結局のところ、誰も未来に責任はとれない。
あなたができることは、過去の責任をとることだけです。

自分くらいは、自分を励ましてあげましょう。

大丈夫。これだけ勉強してきたのだから、私は合格できる。
これでもし合格できなかったら、サバンナへ行こう。


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